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 【トルコの世界遺産

世界遺産「イスタンブール歴史地区」(2)
2008.11.03
 
2008年11月3日    381日目


オスマン帝国の最高傑作

それは皇帝の居城

700年の歴史を紡ぎだした宮殿


おはようございます。

ようやく風邪が治りました。

と言っても朝一番から観光できるわけもなく。

9時ぐらいまでは宿でゆったりしていました。

その間に本日向かう場所に一緒に行くと言ってくれる人がいて。

もちろんその先は別行動ですが。

こっちの準備も向こうの準備を整ったところで出発。

向かうはスレイマニエ・モスク。

ここはオスマン帝国がイスタンブールを支配するようになった4番目の皇帝スレイマン1世によって建てられたモスクです。

しかしこのモスクはオスマン帝国でも最も価値のあるモスクとされています。

それはモスクの周辺に築かれたさまざまな複合施設があるためです。

病院をはじめ、大浴場、バザールなど。

モスクも巨大なものでありながらトルコという地震の多い土地で現在もヒビひとつなく存在し続けるのです。

それもそのはずオスマン帝国にとっての最初のセメントを使用した建物。

そのためにさらに巨大に作ることができたのです。

でも行き方がさっぱりわからなかったので。

トラム沿いに歩いて行ったのですが。

一緒に行った人がトルコ語を勉強している人だったので。

途中に友達にあったらしく。

行き先を行ったら地図まで出して行き方を教えてくれ。

そちらの道を進むことにしました。

するとすごく早く到着しましたよ。

現地の言葉を覚えるとこんなに簡単に行けるものなんだ。

が、一カ国十数日しかいない私には覚えても何の意味もないですよね。

さてそれにしてもこのモスク巨大ですよね。

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そういえば新市街のほうから一番巨大に見えたモスクでした。

これなら中はものすごい巨大な空間が広がっているに違いない。

そしてさっそく中に入ってみると。

なんと修復中でほとんど見ることができない。

というか壁が作られており内部が一切見えない状態で。

ありゃ、残念です。

修復中なら仕方ない。

それにしてもオスマン帝国の代表作と呼ばれるモスクが見れないのは痛いですね。

ただし、このモスクは周辺が面白い。

複合施設だけあって周りの街並みがそこだけちょっと違います。

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たとえばモスクは丘陵に作られいるので階段状のまったいらの部分に建てられていますが。その直角の下の部分は商店となっており、普通のモスクってこんな場所に作らないでしょという場所に存在しているのです。

このモスクを一周するだけでも面白いかもしれません。

モスクを見た後は、中を見れなかったので、先ほどまで一緒に回っていた人にここのモスクがよかったと言われたのでそのモスクに向かうことにしました。

向かったのはイェニ・ジャーミー。

金角湾に架かるガラダ橋のふもとにあるイェニ・ジャーミー。

外から見るとこじんまりしているようですが、中に入ってみると正直びっくりした。

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これだけの空間が存在したんだということに。

モスクもどちらかというと拝むだけですからかなり広い空間が必要だったのですね。

そのため構造上で一番天井部を支えやすい半円球状態になっているのでしょう。

だとしてもそれを組み合わせて芸術にしてしまう当時の技術は素晴らしいと思いますが。

その後はマクドナルド。

一カ国一マックをやるのが私のもう一つの楽しみですから。

でも、一番味気ないマックだった。

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何しろ牛は肉汁ない、パンは美味しくないなどあまりおいしくなかったし。

しかもポテトにはケチャップもついてないし、何もない。

さらに日本並みに高い。

何もいいところなしだったので、トルコのマックは行くことはないでしょうね。

そして続きましてはトプカプ宮殿へ。

ここはオスマン帝国700年の中心地であった場所。

それは第一次世界大戦まで続いたのです。

このためここには強大な権力が集められ、その粋を結集した場所。

内部は外廷、内廷、ハーレムの三か所に分かれています。

その区分けも完璧に成されており、特に女官がいるハーレムは外界から切り離された世界でした。

現在トプカプ宮殿はかつての面影は外見だけとなってしまいましたが、内部は博物館として展示されており、現在でもオスマン帝国の栄光を示しているのです。

トプカプ宮殿は最初に大きな門で区切られています。

半島の一番先っちょにあり、この門からでしか内部に入ることができないのです。

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門をくぐると最初に巨大な庭園というか長い芝生に覆われた通路が存在します。

その先には再び門があり、それを抜けると小さな庭園の先には議事堂が。

ここが外廷です。

この外廷でオスマン帝国の様々なことが議論され実行されてきたのです。

そしてその先には内廷があります。

内廷も中心には広場があり、その周りには様々な建物が。

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現在ではすべてが博物館になっており、宝物庫や武器などが展示してあります。

もともとがどのような場所だったのか、正直わからないところが残念かもしれません。

それにしても皇帝ってこんな金色の糸で縫われた服を着ていたんですね。

さらに宝石がびっしりついた調度品とか。

どれだけ豪華だったんだと思わせる素晴らしさがそこにはあります。

そしてそのさらに奥に行くと展望台というかイスタンブールを見渡すところに到着します。

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アジア、ボスポラス海峡、金角湾、ヨーロッパ。

この壮大な風景を見て時の権力者は何を考えたのでしょうか。

風景だけでも何時間かつぶせそうなほどダイナミックな風景なんですよ。

それにしてもここにも庭園がある。

オスマン帝国は庭園をつくるのがよっぽど好きだったのでしょうかね。

合計で4つぐらいありますので。

さてトプカプ宮殿の中で最後に向かうのはハレム!

ハレムと言えばハーレムからわかるように、皇帝1人に対してたくさんの女性女官がいた場所。

それは外界とは全く隔離された場所に存在します。

トプカプ宮殿の中でも最も建物が複雑になるように作られているのです。

ここで皇帝が子作りにはげんた場所なのです。

ハレムの中に入るとまずその暗さにびっくりします。

いくら他人の目から女性を見せないといってもほとんど窓が存在しないんですよね。

しかも通路が狭い。

こんなところに毎日いたら気が滅入ってしまいそうです。

しかし奥に進むにつれてどんどん巨大な空間が現れてきます。

周りにはソファーが連なっており、ここでくつろいでチャイでも飲んでいたかのほのぼのとした場所もあり。

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さらに妃に踊りを踊らせたような巨大なホールまで存在します。

周辺には各国に取り寄せた調度品が並んでいました。

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中国の陶器やヨーロッパの仕掛け時計とか。

これこそ700年も存在し続けたオスマン帝国の権力の力なのですね。

それにしても妃になった人たちはほとんど下界の様子がわかりません。

唯一外を見られる広場からはボスポラス海峡の様子しかうかがうことができません。

男性は皇帝しか見ることができず、日々寵愛を承るだけの世界。

なんだか地獄のような日々でなりません。

その代り城の中ではかなりの贅沢ができるはずですが。

でもこういう所って太ったりできないんでしょうね。

皇帝の寵愛が目的ですから。

大変な世界でなりません。

それにしてもトプカプ宮殿の観光客の多さにびっくり。

何しろ観光客の1割は日本人なんですよ。

全員ツアーでしたがね。

そして続いては地下宮殿へ。

名前を聞くだけだと一見地下に宮殿があるように聞こえますが。

ここは地下の貯水池なんです。

ローマ帝国の末期にこの貯水池は建設されました。

それはイスタンブールに水を潤すため水道橋を作り、その運んできた水をため込む場所が必要だったために建設されました。

しかしなぜここが地下宮殿と呼ばれるようになったかというと内部の構造にありました。

内部は巨大な空間を作るためにたくさんの柱が規則正しく並べられており天井を支えています。

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それはまさしく巨大な宮殿を作るために柱を規則よく並べて屋根を支えていると同じような風景になり。

しかも柱には彫刻が施されているために宮殿に迷い込んだかの様に感じるのです。

それにしても貯水池なんですから柱とかもっとシンプルなのを使えばいいのに。

一本一本に細かくはありませんが彫刻が施されているのです。

特にびっくりするのが地下宮殿の一番奥にある柱。

その石柱には何と石像が使われています。

それもメデューサの顔が。

ただしちょっと不自然な点があり。

なぜかメデューサの顔が横になっているんだよね。

しかもメデューサってギリシャ神話ではなかったっけ?

これ作られた時ってローマ時代だからキリスト教の像ではないのか。

そう考えるともしかしたらこれは建築資材用にどこからか持ち込まれたものと考えるのが妥当ではないでしょうか。

どこからか征服した土地から持ってこればいいしね。

この地下宮殿もイスタンブールの繁栄を支えた一つ。

皇帝やイスタンブールの町の人たちの喉をうるおし、生活用水に使われていたのですね。

さてこれにて本日の観光は終了。

その後は宿に戻り。

みんなと話を。

びっくりすることに友達の友達が結構いるんです。

というか偶然過ぎる人まで。

私の地元にある大学に住んでいた人とか。

さらに私の7年前に出会った旅人を知っている人とか。

イスタンブールはびっくり箱のようです。

さて本日は体調も治ったのでみんなとの会話を

でもいつも早く寝ていたので眠くなってしまい。

寝てしまいました。

明日も観光ですけど、どうなるかは不明ですね。




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