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 【ブルガリアの世界遺産

世界遺産「スレバルナ自然保護区」
2008.11.12
 
2008年11月12日    390日目


広大な湿地

そこには数々の絶滅種が生息する

動物たちの楽園


ぐっすり寝ました。

久しぶりに目覚ましの音で起きませんでしたから。

さて出発までに結構時間があったので宿で日記を書いていて。

あとはゆっくりパソコンをいじっていましよ。

さて昨日バス停の時刻表をメモってきた時間は10時半。

あれ、記憶では7時ぐらいだったと思ったけど。

メモってあるならしょうがない。

ということで9時半に出発して途中昼食の買い出しを。

そしてバス乗り場に向かってみると。。。。

、、、7時半って書いてあるよ。

要するに私のメモが間違っていたことで。。

次の出発が11時半。

なぜおれはメモを間違ったのだろう。。。

世界遺産回る時間を少なくしたようなものです。

ともかく1時間以上暇になってしまったので一度宿に戻りました。

なんだかある意味負けた気がする。

少しの時間を過ごし再び出発。

また同じバス乗り場に向かいました。

さて今度は間違いなく出発できそうですが、、、なんと時間になってもバスが来ない。

、、、なぜ?

このため一緒に待っている現地の方に聞いてみると。

どうやら一緒のバスを待っているらしく。

間違いなく乗れるということだけはわかってホッとしました。

そして10分遅れてバスは到着。

ようやくスレバルナへ向けて出発です。

バスは街を飛び出し、見渡す限りの草原の山へ向かっていきました。

30分後、スレバルナの標識を発見。

しかもその先には見渡す限りの芦の軍勢が生い茂っている場所が広がる場所へ。

こここそ、世界遺産「スレバルナ自然保護区」です。

このスレバルナとは銀の湖という名であり、まさしくそこには巨大な湖があります。

それにもまして、ここは芦が生い茂る湿地。

そしてここには様々な動植物が生息しているのです。

特にびっくりするのがこの湿地だけでブルガリアのほとんどの鳥類、哺乳類、爬虫類が見られます。

まさしくここは動植物の楽園

また冬には渡り鳥が飛来して様々な鳥類の姿が確認されるのです。

さらにここはラムサール条約(水鳥の生育を守るために湿地を保護する条約)の登録場所とされています。

これにより自然の生態系を守ることと湿地を守るために世界遺産に登録されました。

早速バスを降りましたが。

どこに博物館があるの?

ガイドブックには標識に沿っていけと書かれていますがその標識が見当たらない。

そして近くにいた住民に聞いてもさっぱりわからない。

こうなったら目の前にある湿地を回っていくしかない。

何しろその博物館からハイキングコースが始まっているとのことなので。

こういう自然遺産は自然の生態系を犯してしまう可能性があるので極力保護区が示すコースを回りたいのです。

私はあくまで世界遺産が好きでありますからそれを守るというのも私にとって重要なテーマ。

絶対、遺跡を崩すことや生態系を変えることなんて一切できません。

もちろん落書きとかもですよ。

さてともかく歩いてみることに。

でもどんどん街中に入って行って。

これは間違っているんじゃないかと思い、たまたますれ違った人に道を聞くと。

なんとさらに先にあるというではないですか。

とりあえず歩いている道が間違っていなくてホッとしました。

再び歩きはじめると時機に目の前に大きな湖が見えてきました。

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しかも山の斜面には大きな建物が。

この建物こそ自然博物館であり、ハイキングコースのスタート地点。

ようやく辿り着きました。

さて早速目の前に展望台があったので登ってみることに。

目の前には巨大な湖があり、その周りはすべて葦でおおわれています。

耳を澄ませば風の音にまぎれて鳥のさえずりがささやいています。

しかもさまざまな声が。

推定でも十種類ぐらいの鳥の声が。

ただ、姿は全く確認できないのですが。

展望台の目の前には湖の目の前まで行ける道があり、、、。

道というか、草木を縫って行くという感じ。

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これもうハイキングというか、サファリに近い状態になっているんだけど。

草木をかき分けて、自分の背より2倍もある葦を分け入ったりと。

しかも湿地であるから下はぬかるんでおり。

ちょっと怖いです。

でも少し歩いただけで湖の目の前に出ることができました。

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ただし鳥は一匹も見えず。

人目のつかない所にいるんでしょうか。

それにしてもここで一番びっくりしたのが葦の長さ。

完全に私の身長の2倍以上あるよ。

4mぐらいでしょうかね。

信じられないぐらいの長さです。

今までこれだけ高い植物(木を除く)を見たことがないです。

葦ってこれだけ長いのがあるのね。

さてそしてこの場所を離れて湿地の周りをまわるハイキングコースへ。

やっぱり世界遺産なので極力世界遺産に入らないようにハイキングコースが設定されています。

湿地に入るの2,3回ぐらいでそれ以外はすべて湿地の周りをまわるコースを設定してあります。

もちろん世界遺産ですからこの保護の仕方は賛成ですね。

ただし鳥とか身近に見えないのが難点ですが、自然というのは人がいないのが当り前ですからね。

鳥の写真を撮るのは断念です。

あと、もう一度湿地の中に入るハイキングコースがあったのですが。

湿地過ぎて。。

最初は地面もしっかりしていて一人しか通れないぐらいの葦の中を進んでいったのですが。

どんどん湖に近づくにつれて足元がぬかるんできて。

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もう靴では歩けないほどにぬかるんできました。

湖まではもう少しなのに。

でも装備もしていないし、靴が完全に汚れるのも困るので。

安全な場所まで引き換えました。

さすがは湿地ですね。

自然とは時には脅威となりますから深追いはしないのがベストです。

このため湿地に近づかないように観光することにしました。

それにしてもこのスレバルナ国立公園はほんとに広大です。

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見渡す限り湖と葦におおわれているのです。

その中からはたくさんの鳥の鳴き声が聞こえます。

姿が見えないというのは悲しいですが。

特にハイキングコースの中にある高台から見る景色が最高。

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スレバルナ国立公園は山に囲まれておりその盆地のような場所に存在します。

もしこの中を歩くことができたら一日どころか数日かかりそうな場所ですね。

それにしてもあまりにも鳥の姿が見えないので、持っているカメラのズームで湖周辺をとっていると。

なんと鳥がいました。

が、湖までかなりの距離がある場所であるためにズームをしてもいるかどうかと思う程度ですけど。

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まあ、確実に波紋をつけながら動いていましたので間違いなくそうでしょう。

もちろん自分たちが歩いている場所には様々な花が咲いていました。

懐かしいですがタンポポとかですね。

そしてある程度まで行って戻ってきました。

今度は自然博物館へ。。。

と思ったらなんと休館しているでは。。。

むむ、、、という訳で。

やっと観光終了。

このスレバルナ国立公園は3時間程度の時間で十分見終わる範囲です。

まあ、これを一周するなら一日以上かかると思いますけど。

さてバスの時間もあることで戻ることにしました。

何しろこのバスは一本逃すと2時間待ちになってしまいますからね。

早めに降ろされたところに戻ることに。

今度は難なく元の場所に戻ることに成功。

少し待ってからシリストラ行きのバスに乗ることができました。

街に戻ってからいったん宿に戻って荷物を置いたあとすぐに夕食と明日の朝食の買い込み。

明日は朝一番からの移動なので朝食売っていないから。

パンを買い込みましたよ。

で、夕飯は昨日と同じくハンバーガーを二つ。

これでおなかいっぱいになって200円ぐらいなんですから。

食バランスは悪いかもしれないですけどね。

う~ん、ご飯食べたいんですけど。

やっぱり日本人はご飯党ですよ。

で日記を書こうとしましたが。

本日の疲れが予想以上に出て、早めに寝てしまいました。

明日も早いんだしね。

それにしても明日は日帰りできるのだろうか。



スレバルナアクセス
シリストラの駅とバスターミナルの南にある道を東へ2km。
途中二股に分かれている道を右に行き、大きな道路と交差しているところのバス乗り場から22番のバスに乗る(詳しくはガイドブック参照)
22番のバスは2~3時間に一便の割合しかないので注意すること。7時半と11時半がお勧め
車掌にスレバルナと告げてもらっておろしてもらうこと
ただしおろしてもらった場所からスレバルナ国立公園のハイキングコースの場所が分かりにくいので、バスに乗ってから進行方向右を見て、最初に湖が見えた対岸の山の中腹にあるのが博物館。
その下からハイキングコースが出ている。
もしわからなかったらおろしてもらった場所からとにかく湿地の方向に下り、湿地の周りをバスが進んできた方向へ歩いて行くと30分ぐらいの間に見えてくる。





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