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2009.07.28

 豆知識

シンガポールの国花

インフルエンザの足音が、すぐそこまで、、 と思ったら微妙に回避かな? ナンシーです。



ナショナルデーが近くなったせいか、毎晩上空を飛び交うジェット音がうるさくなってきました。
夜中にやっちゃいけない、と決まっているのか、なぜか8時前後に登場。
でも、それって結構TVとか見てる時間で、かなり邪魔なんですけど。。


あ、それで思い出したのだけど、
シンガポールの国花=らんって思っている人、多いよね。
いや、決して間違ってはいないんだけど、
蘭の中でも、特定の品種をさしている、、ってあたりまで、認識されているのかなぁ。




一言で蘭といっても、
よく見かけるデンファレ、
胡蝶蘭で有名なフィレノフィス、
肉厚華麗なシンビジューム、
カトレア、オンシジューム、デンドロビューム、、などなど
かなりの種類がある。

なかで、バンダという品種のひとつがシンガポールの国花であるバンダ・ミスジョアキム(Vanda Miss Joaquim)

vanda.jpg

こんなやつ

この花は、19世紀後半、シンガポールに住んでいたアルメニア人のアグネス・ジョアキムという女性が自宅の庭で、見たことのないランの花を発見!

当時のシンガポール植物園長さんに
「ね~ね~ 見てみて! きれいな花でしょ~~」
と見せたところ、が自然交配による新種であることが発覚し、 新種として登録。
つまりは、シンガポールで最初に記録された交配品種。

まぁ、この発見をきっかけにランの人工交配が盛んになっていったので、歴史上大きな意味を持っている、えら~い品種なんだって。

で、その由来と花の美しさ、丈夫で1年中花が咲くことから、1981年にシンガポールの国花に選ばれた、って事らしいんだけど、
このジョキアムさんを、一般市場で見る事はできないのよね。。
シンガポール植物園の中にある国立蘭園(National Orchid Garden)で、大事に大事に育てられ、国家的イベントの際、いっせいに飾られるそう。

(。。ここで、やっとナショナルデーにつながる。。)

そういえば、2006年に日本・シンガポール外交関係樹立40周年って事で、色々なイベントが行われていたけど、あの時にシンガポールと日本とで「国際文通グリーティング切手」なるものが発行されたそうなんだけど、知ってました?

kitte.jpg

こんなやつ、、 もちろんジョキアムさんも登場してます

日本とシンガポールで同時発売だったんだけど、、、一部見覚えがあるような、ないような、、

あ、1セント硬貨の図柄にもなっていたはず
って、今じゃ流通してないか。。

ナンシー