皆さんの旅の醍醐味はなんでしょう?テレビで見たあの場所にいってみたい、とかその土地の人とのふれあいが楽しみなど色々有ると思いますが、この「テイスト・オブ・ラオス」を手に取られた皆さんなら「その土地の美味しいものが食べたい」というのが大きなウェイトを占めると思います。
各言う私もバックパッカーしてた時は「タイの米の麺が食べたい!」とか「あのあま~いアイスコーヒーが懐かしい」などと郷愁の念?にかられて旅に出たこともありました。聞くところによると食べ物が旅の大きな楽しみになるのは日本人に特有らしいですね。私もよくする、食べる前に食べ物を撮影するのも欧米の方々がしているのはまずみかけませんし、美味しい食べ物を理由にその土地に行く事はあまり無いそうです。色々なその土地の食べ物にも日本人は特に積極的なようです。
各言う私もバックパッカーしてた時は「タイの米の麺が食べたい!」とか「あのあま~いアイスコーヒーが懐かしい」などと郷愁の念?にかられて旅に出たこともありました。聞くところによると食べ物が旅の大きな楽しみになるのは日本人に特有らしいですね。私もよくする、食べる前に食べ物を撮影するのも欧米の方々がしているのはまずみかけませんし、美味しい食べ物を理由にその土地に行く事はあまり無いそうです。色々なその土地の食べ物にも日本人は特に積極的なようです。
日本人は「何を食べるか」に食の意義を見出す事が多いようです。
やはり舌が肥えているからこそ、なのだと思います。ラオス人の場合を考えるとどこかに行く機会が少ない、とか料理の種類自体が多くないなどの理由もありますが、ラオス人は「何を食べるか」より「誰と一緒に食べるか」を重視しているような気がします。
バスで隣同士になったおばちゃんに揚げドーナツをもらったり、かと思えば知り合いになったばかりの人に自宅でのご飯に誘われたりラオスに居るとこんな機会に恵まれます。
日本には「同じ釜の飯を食う」という言葉がありますが、最近はこんな機会も少なくなってきました。しかしラオスにもおそらく同じような考え方があり、今も彼らの心に根ざしている様です。ご飯に招かれて出して頂いた料理を美味しいといって食べると「同じものを食べる事が出来るのか」と彼らの心にぐっと親近感が湧くのが感じられます。
そんな「釜の飯を食う」機会に出くわす度に、温かくオープンな国民性を感じる事が出来て好感が持てるのです。
文/八木なおみ
ルアンパバーン郊外の町ノーンキャウでバンガローを経営後、日本へ帰国。
※本文はテイスト・オブ・ラオス 2009年10〜12月号 No17より転載