とある、サイクリングショップに用事があって行ってきました。
そこで出会った老年のサイクリストの話です。
「なんだ、お前は記者か? だったら、ワシの話を聞いて記事にしなさい」
と、とても自信満々な言いぶりなのです。
この方、ミスター・ポー。御年66歳。自転車歴は1年6ヶ月。
ミスター・ポー曰く
「俺は、自転車を始めたばかりだが、9年後の75歳に向けてトレーニングをしている。9年も体作りをすれば、一人前のサイクリストの足になる。そうしたら、日本の75歳に向けて挑戦状を叩き付けるのだ。私に自転車でついて来れる日本人がいるかな?がはははは。」そして、こう付け加えました。
「 日本は医療技術が進んでいるが、健康維持にはワシもうるさいぞ」
と、ポー流健康維持5ヶ条を言い渡されました。
★★ポー流 ア行5ヶ条★★
❶ アカート(空気) 良い空気のもとで暮らす
❷アハーン (食事) 保存食、油脂分の多いものは食べない
❸アロム(気分) 怒ったりしない、いつも良い気分でいる
❹オーク・ガムランガーイ(運動) 適度な運動
❺ラバーイ・オーク(取り除く) よく食べ、よく排泄する
英語でいうと「AFTER」の綴りになるそうです。(よく考えるものだ。。。)
A-- Air
F-- Food
T-- Temper
E-- Excercise
R-- Rid
で、これに、サイクリング A to Z 講義 が続いたのですが、タイムオーバーのため職場へ戻りました。
ラオスで60歳を超える老年ライダーが多いのも健康意識が高い人が多い為でしょう。
そして、そう人たちは揃って自転車に跨がるのです。もちろんノン・スモーキング・ワールド。
「健康について考える」ラオスの新しいテーマとなるかもしれません。

(この方は、65歳、自転車歴3年目)
(文・写真/二輪進)
プロフィール:ラオスでウダウダ仕事しながら、アフター5はシャカリキ・サイクリング。