スイーツ取材で駆け回っていた某日。
何か甘いものはないかと商店に入ろうとすると、猫が寝ていた。

ふてぶてしくも、アイスクリーム用冷凍庫のガラス戸に、
気持ち良さそうにすやすやと寝ている。
猫も猫だが、店主も店主である。
まるで気にしていない。
大昔、ワッタイ空港国内線の奥にお土産物屋があった頃、
ラオスの伝統衣装「シン」が並ぶ横長の棚に、店主のおばさんがいびきをかいて寝ていた。時間は昼食後の1時半ごろだった。
そんな光景を思い出してしまった。
話は戻るが、猫も猫なら、店主も店主である。
これがまさに「ボーペンニャン」の精神世界なのだろう。