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2010.10.26

 ビジネス&現地報道

会議出席者に不発弾の現状を知らせる

ビエンチャンタイムスによると、政府筋は昨日、不発弾に侵されているラオスの現状を外国からの訪問者に知ってもらうことが、不発弾除去に対するより多くの基金を集め、不発弾除去のスピードを速めるだろう、と述べました。

クラスター爆弾
(ラオスに数多く残る不発弾)


来月ビエンチャンで開催される、クラスター爆弾禁止条約署名国会議の出席者は、展示やシェンクアン県へのフィールドトリップを通して、ラオスの不発弾の状況を直に知ることができます。展示はドン・チャン・パレスにて11月8日から12日にかけて行われ、インドシナ戦争中に使用されたクラスター爆弾による被害などについて展示されます。また、不発弾除去に関わる25団体がその活動について展示を行います。

不発弾・地雷監督庁長官によると、展示とフィールドトリップの目的は現在でも多くの人が不発弾に苦しんでいるラオスの現状を知ってもらうとともに、人々が安心して暮らすため、国際社会からさらに多くの支援を必要としていることを理解してもらいたい。1964年から1973年にかけて200万トン以上の爆弾が投下され、そのうち約30%が不発弾として残っています。ラオスの不発弾除去に対する支援は年々増加しており、2010年には2000万ドルに達しましたが、今後10年間で不発弾除去を完了させるには、年間4000万ドルから5000万ドルが必要だと述べました。

1996年から1997年にかけて行われた調査によると、90万ヘクタールの土地に不発弾が残されています。過去10年間で不発弾の除去が完了したのは、たったの25,000ヘクタールです。

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数字だけ見ても、ラオスにいかに多くの不発弾が残されているかがわかります。不発弾の除去に多額の支援が必要です。来月の会議ではラオスの現状を知ってもらうよい機会になるでしょうし、それによってこれまで以上の支援が集まることに期待したいと思います。

(写真/テイスト・オブ・ラオス編集部)