サワンナケートでサイクリング、と言っても、
実のところ、サワンナケートでサイクリングをしたことは、まだないのですが。。。
これまで、何度も訪れているサワンナケート(サワンと略)の街並。
これまでのサワンというと、
○タイとベトナムをつなぐ商人の町
○東西経済回廊
というぐらいのキーワードしか当てはめる事ができなかった。
それは、自身の街を見る目が鈍かったせいもあるのだろうが、
何を見ていいのか分かりづらい印象は否めなかった。
サイクリングを始めてから、この町を訪れて、思った事。
自転車に乗って流れる風景こそ、
この町の魅力を引き出せるのかもしれないのでは、と。
その地域に適した速度というものがある。
これは、町の雰囲気や魅力を感じるための速度だと思っている。
誰が言っていったわけでもなく、一人で勝手に言っているのだが、
そういったものがあるのだと思う。
何気ない風景を車で通っても早すぎてなにも見えない。
だけど、そんな中にゆっくりとその場にいて初めて分かる魅力もあるだろう。逆に歩いているとディテールが見えすぎて、よほどディテールに自信がないと、いけない場所もあるだろう。
サワンはどうだろう?
自分の力でこいで進む、自転車の適度なスピード。
ゆっくりと流れる風景。
そのなかで見えるサワンナケートはとても素敵だろうなぁ、とまだ自転車で回った事も無いのに思えてくる。
そこに風を感じながら進む心地よさも加わる。
サワンナケートには、歴史を感じる街並がある。
そこにある風は”歴史の風”なのかもしれない。
フランスが統治していたインドシナ連邦時代の建物が中心部の至る所に残っている。
碁盤の目状に走る道路もラオスでは珍しい。
交通量もそれほど多くない。
信号もまだまだ少ない。
自転車には最高な土地なのだ。
サワンに行こう、自転車に乗ろう。
いつかそんな風にみんなが言うようになったらいいな、と一人思っている。