
町の中心部に位置するタートダムは誰の命により何年ごろ建設されたかは不明で、言い伝えしかのこされていない。
★●言い伝え①16世紀ごろの建設で、タートダムと同時期に、タート・カオ(白塔)とタート・バーン・マイ・ナボーン(ナボーン新村の塔)が建設された。これらの塔は、以前は他の仏塔と同じような色であったが、劣化のため黒色に変わっていった。
●言い伝え② 元々、タートカム(金の塔)もしくはタートポーカム(この地域にポーカム寺院があり、その寺院内の仏塔であったから)であったが、外国人が、カムをダムと聞き間違えたところから、その名が広まった。
●言い伝え③シャムの襲来でビエンチャンの町が焦土と化した際、呪いの意味を込めて、不幸な暗黒の闇の黒塔をシャム建てた。
●言い伝え④ 元々タートカム(金色塔)で金で覆われていたが、シャムの襲来でシャム軍が全ての金を剥がして奪い去ってしまった。
※テイスト・オブ・ラオス2009年1~3月号 No.14より転載