インターネットへの簡単なアクセス手段として、USBワイヤレスモデムがビエンチャン市内のインターネットカフェ等から客足を奪っている。
事実、時間と場所を選ばず使えるUSBモデムは特に学生の間などで評判が良い。
医科学大学のスタッフ曰く、「過去には、キャンパスの外のインターネットカフェで1時間以上を費やしたものだったが、現在はUSBモデムのおかげでいつでもどこでもインターネットが使える」ということだ。
ほとんどのインターネットカフェでは地元客が減り、あるカフェでは今では外国人客のみというところもある。こうした客足の減少からいくつかのインターネットカフェは姿を消したが、それでも多くの経営者達は希望を捨てていない。なぜなら、USBモデムを持った客でも容量の大きい映画や歌をダウンロードする時は早く作業の済むモデムのあるインターネットカフェに来るからだ。
現在、ラオスにはLTC, Unitel, ETL, Tigo など4つの電話会社を含む7つのプロバイダーが競争を展開しており、それぞれプロモーションを繰り広げ顧客獲得に懸命である。その中でもLTCとUnitel の2社は現在優位なポジションに立っている。