ラオス国内の燃料消費量が上昇し、世界の石油の値段高騰にも関わらず今年は7億5千万リットルの消費が予測されている。
ラオス燃料会社のカムチャン・ラッタナヴォン(Khamchanh Rattanavong)氏によると、毎年7-10%の燃料の消費量が上昇しており、過去の消費量を見ると、2009年が約6億4千万リットル、昨年では7億リットル以上となっている。しかし、輸入総量の約45–50%は首都ビエンチャン及びビエンチャン県で使われている。
首都ビエンチャンのガソリンスタンドの1リットル当たり料金は、プレミアムで10,900キップ、レギュラーで9,810キップ、ディーゼルが8,420キップで販売、カムアン県、サワナケット県、チャンパサック県、ボケオ県、シエンクアン県では、プレミアムが10,920~11,030キップ、レギュラーが9,860~10,120キップ、ディーゼルを8,460~8,750キップで販売している。
政府によると、ガソリンの値段はリッター当たりビエンチャンで200~330キップ、後者の5県では200~340キップ値上がりしており、今年に入り今回が2回目となる価格調整がなされた。過去の価格調整例を見ると、2009年に15回行われておりそのうち11回は価格上昇、昨年は14回のうち10回が上昇されている。
実際、ラオスでの価格は世界市場での影響を強く受けており過去2年間を見ても大幅な変化が見られた。ブルネイ紙の予想によると、今年の原油価格は120米ドルになるだろうとのことである。また、バンコクAPはエジプトでの反政府デモの影響が中東の石油諸国まで広がり、石油の価格は1バレル当たり89米ドルを超えるだろうと報告している。
現在のところ実際の取引相場では、原油調達3月分の値段は19セント上昇し1バレル当たり89.53米ドルを示している。