ビエンチャン市内で2台のVigo ピックアップトラックが盗まれた事件を受けて、警察は車輌管理に充分気を付けるよう呼びかけている。
ビエンチャン警察本部によると、1件目の盗難はアイテック(ITECC)付近で、持ち主が車の鍵が入ったバッグを側においてバドミントンをしている間に類似したバッグとすり替えられ車が盗まれた。2件目は、外出から戻ってエンジンをかけたまま車から降り、家の門を開け振り向いたところ誰かが車に乗り込みそのまま走り去ったということである。警察は様々な情報を集めて過去に起きた車輌盗難事件に繋がりがあるかどうかを調べている。
昨年中も、車輌盗難事件は多発しており、トヨタの ピックアップ「Vigo」とホンダのバイク「Wave」が主に狙われていたが、11月の遷都450周年記念や独立35周年記念などで警察の警戒が強まってから事件は減少していた。
警察本部によると、先の事件は450周年記念の後に初めて報告された事件であり、警察は地元に協力を呼びかけ窃盗団を絞っていき、また状況を見て再発防止の手段も考えていく方針である。しかしながら、車の持ち主も当然のことながら自己管理をしっかりしてもらいたいとも話している。
ラオスで最も人気のあるピックアップ種であるトヨタヴィーゴ「Vigo」は荷物が多く積めるなどの点から車両盗難の主なターゲットとなっている。多くの場合、盗まれた車輌は警察の調査を躱す目的で解体され部品が売りに出されている。