モーターバイクやピックアップなどを含めた車輌所有者数は、2009年の88万6348人から2010年は100万8788人に増加したと公共事業建設交通省は発表した。
その内訳は、ラオス全体の人口約600万人の中でビエンチャンは車輌所有者数トップで41万9167人、次ぐサバナケッ
トは14万5842人、最少はセコンの5534人である。ビエンチャンには現在270を超える車輌取扱店があり、中国から
安価な車輌が流れて来ているのも車輌保有に拍車をかけている。
しかし、ビエンチャン市内で増え続ける車輌は交通渋滞を巻き起こす大きな原因となっている。その問題を解決するためにも特にラッシュアワー時間帯に信頼のおける公共バスサービスを提供することが大切である、と交通管理局のシーサムット氏は言う。新たに道路や橋を建設するのには莫大な費用がかかる為、信頼できるバスの運行サービスは交通渋滞や事故、駐車場の不足を解決するのに役立つと考えられている。