1月26~30日にITECCで開催されたラオスータイ貿易展示会にて、タイ経済副大臣アロンコーン氏は、ラオス経済の有望な可能性を示唆し、タイが再び最大の投資国になることを望んでいる、と述べた。
タイは、1988~2006年までの間、US29億ドルを費やし353のプロジェクトを履行したが、昨年中国に一位の座を奪われた。
中国は投資の大半を水力発電や鉱山開発に当て、タイは水力発電の他、サービスと貿易部門に当てており、
実際、ラオスの外国製品の70%はタイから輸入されている。
タイ政府はタイ北部ロエイ県ターリ郡に経済特区を創設し、ラオスで栽培された農作物をタイで商品化、第三国へ輸出する貿易・観光分野における投資計画を立てている。
また、これまで、タイのロエイ県と国境を接するサイヤブリ県とビエンチャン県は毎年何千トンものトウモロコシやもやしなどをタイへ輸出しており、タイもラオス側の農民を援助して栽培を助けている。
そしてこのような国境沿いの取引を活発にする為、タイはラオス政府に対して幾つかの国境ポイントを開き、ベトナムや中国南部とのリンクを作ることも要請している。
こうした投資増加の背景と相まって、タイ航空は政府がラオス政府に対して両国間の座席割り当てを増やす交渉をするよう求めており、今後ラオス航空業界への影響が考えられる。