ラムサール条約に登録されているチャンパサック県のブエン・キェット・ンゴン湿地で世界湿地デーが祝われた。
今年のテーマは「水と湿地の為の森」で、自然界の水サイクルにおける森の役割を掲げており、因みに今年は国連が定めた「国際森林年」にも当たっている。
また、今年の国際湿地デーはラムサール条約40周年も記念している。
この条約は1971年にイランのラムサールで採択され、世界の湿地保護及びその資源の健全な活用を目的として参加各国の活動の枠組み及び国際間の協力を謳っており、現時点でメキシコの大きさに相当する1億8千6百万ヘクタールに及ぶ世界中の湿地を保護している。
ラオスは2010年に160か国目(アセアン地域では8か国目)としてラムサール条約に参加しており、チャンパサック県のブエン・キェット・ンゴンとサバナケット県のセ・チャンポンを登録している。この2つを含むラオスの湿地は炭素の保存、魚や他種生物の棲家、地元民の生計を支えるなど極めて重要な役割を果たしている。