田嶋幸三氏 日本サッカー協会副会長兼専務理事
U-15の日本ーラオス国際親善試合が行われた際にラオスを訪問された田嶋幸三氏にお話を伺いました。9月にはラオスの首都ビエンチャンにて、FIFAU-17ワールドカップ2013アジア予選が行われます。今回は、その現地視察を兼ねているようです。
http://www.jfa.or.jp/national_team/topics/2011/318.html
※以下、記)記者、田)田嶋氏
記)ラオスのサッカー状況について知っていらっしゃることは?
田)ラオス情報はよく入ってきます。ラオス・サッカー協会会長の非常に強いリーダーシップの下でサッカーが発展しています。それはワールドカップ予選での対中国戦にもよく表れていて、結果は7−2で負けましたが、非常に良い内容の試合をしたと聞いています。そして、この15、6歳のラオスチームというのは、 最近行われたアセアン大会で決勝までいった実績もあり、非常にパフォーマンスが高いと思います。
記)今回の対ラオス戦で、どのような成果が表れるとお考えでしょうか?
田)9月の予選が行われる場所で試合をするということ、異なる文化、食事、生活をしながらサッカーをするということが、この年代の子供たちにとって非常に大切な経験になるだろうと思います。
記)本戦で戦う前に、手の内を知られる懸念はありませんか?
田)それは、まったくありません。互いに切磋琢磨することが、双方のチームにとって良いことだと思うし、この年代の子たちにとっても、今だけが勝負の場ではなくて、オリンピックやナショナルチームでの活躍を期待しているので、この年代に多くの国のチームと試合することが、ラオス、日本、双方の選手にとって、大きな経験になります。
記)日本が所属するF組で最大のライバルはありますか?
田)全ての国がライバルだと思っています。簡単に勝てるチームは一つもありません。
記)今回のメンバーは9月本戦の時と同じメンバーでしょうか?
田)監督やコーチ、スタッフは変わりませんが、選手は夏休みの大会や合宿でメンバーが変わることがあります。
記)9月に向けた目標は?
田)予選突破が目標ですが、できればラオスと一緒に本戦へ勝ち上がりたいと思っています。
記)9月が予選開催国になりますが、どのように思われますか?
田)素晴らしいスタジアム、宿泊ホテルも含めて、ラオスは非常に発展しておりますので、このような試合がより多く開催されるべきだと考えます。
日本代表
ラオス代表