5月24日の土曜日、子どもミュージカル『未来の贈り物』の第3回公演がサヤブリ県パクライ郡で開催されます。
ミュージカルの物語の舞台は2053年の近未来。開発が進行し自然環境が破壊され、新型ウィルスが流行。人類が失明する危機を迎えるというストーリーです。
もともとサヤブリ県が、ラオスの中でも豊富な森林資源に恵まれている土地柄ということもあり、子どもたちや観る人にその問題について考えるきっかけになってほしいという願いが込められています。
『未来への贈り物』は脚本から楽曲・振り付け・衣装まで、すべてが子どもたちの手によるオリジナルの舞台です。大人がミュージカルのストーリーや演出を提案はしますが、実際にそれをそのまま使用するか、アレンジを加えたり修正するかは子どもたち自身で決めています。ラオスではじめてとなる試みで、世界でここでしか見ることのできない特別な舞台に仕上がっています。
前回公演も好評で、子どもたちの目がキラキラ輝いていて、とても生き生きとした姿が印象的でした。お時間ある方、ぜひ足を運んでみてくださいね!(yuki)
<子どもミュージカル『未来への贈り物』>
日時:5月24日(土)
19:00会場/19:30開演(約1時間。雨天決行)
場所:パクライ郡屋外競技場(BCEL銀行向い)
入場料:無料(お好きな金額を寄付)
ビエンチャンからのアクセス:シーカイバス乗り場よりバスで3時間半。ローカルバスもありますが、ロットゥー(ハイエースバン)の利用が便利です(1日3便、午前便のみ)。
<主催:サヤブリ県子ども発展センター>
同センターでは、放課後・土日・休暇の時間を利用して、絵画・音楽・演劇などを通して子どもたちの道徳教育を行っている。子どもミュージカルもその一環で、自分で考える力を育て、何かを作り上げていく喜びを体験してほしいと活動が始まった。今回の公演では同センター所属の約50人の子どもたちが参加する。