ラオス北部のウドムサイにPMCという地元の特産を生かした商品を扱うショップがあります。
JICAのプロジェクトの一環として、ウドムサイにある約30の村で作られるハンディクラフトを販売しています。



商品には木の皮・蔓などの植物を使ったバックやポーチ、天然染色のコットン織物などといったものがあります。
今回、青年海外協力隊隊員の新井さんにPMCの商品についてお話をお伺いしました。

ウドムサイ市内から車で数時間山に入った所にある村々には、昔から織物や編み物をしているカム族の人たちが多く住んでいます。 商品に使われている材料は、もともとその土地で採れるシナの木や葛の蔓などの植物を森から採取して、糸に近い状態にして織物に仕上げたり、編み物にしたりして利用しています。

こちらは、PMCが力を入れている商品の一つでもある、葛を使ったショルダーバック。 

竹を使った編み棒で編まれており、ショルダー部分は腰機という小さめの織り機を使って作っています。軽くて小さく折り畳めるのに、たくさん物が入って丈夫なのでとっても便利。昔から、その土地で愛用されていた理由が分かります。 

そして、シナの木の皮を薄く剥いで細い繊維状にし、織り上げたポーチ。


昔はジュート麻が使われていましたが、大麻・ケシの撲滅のため麻の栽培が少なくなった現在では、シナの素材が使われています。しっかりと丈夫。自然にできた色のトーンがキレイです。

今後、こういったハンディクラフトが長く残っていくためにも、伝えられている技術を生かして無理に手を加えないようにしているそうです。 また、商品のデザイン・色の組み合わせなどは作り手のセンスに任せ、地元の人々の意見を生かしつつ、より素敵な商品になるようにアドバイスをして共に作り上げる努力をしているそうです。

ウドムサイに行かれる際は、ぜひPMCショップをのぞいてみてください。ウドムサイらしい素敵なお土産物がみつかります。また、ビエンチャンのWattay airport国際線の建物内にある “Eco Plaza Green Lao” でも一部の商品お取り扱いしていますよ。(yuki)

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PMC of Oudomxay / ウドムサイピーエムシー
住所:  Pasak Village, Xay district, Oudomxay Province
電話番号: 081 212803
営業時間: 7:30-11:30 / 13:30-16:30
(10月以降は8:00-12:00 / 14:00-17:00になります。詳しくはお問い合わせください。)
定休日: 土・日曜日
facebook: https://www.facebook.com/pmc.oudomxay