先月11月17日に、ラオスからアジアゾウの子ども4頭が京都市動物園に贈られました。動物園でのゾウの受け入れは、34年ぶり。来年2016年にラオスと日本が外交関係樹立60周年を迎えることから、友好の印としてラオス政府から寄贈されました。

(写真:京都市動物園から提供)

(写真:京都市動物園から提供)
16日にラオスのワッタイ国際空港を出発した4頭のゾウは、約4時間半のフライトの後関西空港に到着、その後京都市動物園に運ばれました。到着したとき、ゾウたちは立ったまま目をつぶるなど、少し疲れた様子でしたが、報道陣への公開がはじまると、バナナや牧草などを元気よく食べたそうです。
同園には、すでにメスのアジアゾウ・美都がおり、繁殖を目的に来春完成予定の「ゾウの森」で自然に近い状態で群れで飼育されます。今回4人のラオス人ゾウ使いも同行し、同園職員に飼育方法も引継いだそうで、相互の技術や人的交流をしながら共に繁殖を目指します。また繁殖に成功すれば、京都で生まれたゾウが日本全国へ広がるだけでなく、将来的に日本で生まれたゾウを里帰りさせることが目標だそうで、今後のラオスと日本の架け橋になってくれることでしょう。
また、桜をラオスで咲かせたいというラオス側の要望を受け、
来年はジャパンフェスティバルなどの日本関連の催しものがたくさん行われるようで、どんなイベントが行われるのか今から楽しみです。(yuki)