2009.07.02

 イタリア[世界遺産]

世界遺産「シラクーザとパンタリカの岩壁墓地遺跡」

2009年7月2日    597日目


古代ローマの遺跡

それはこの地が重要だったことを物語る

岩肌に残された数々の遺跡が。


おはようございます。

昨日の目覚めに対して結構気持ちがよく。

体調も、、、、。

よくもないが、昨日ほど悪くもない。

というわけでとりあえず起床して朝食を食べることに。

が、朝食を食べ終わってみると。

微妙に腹の調子が悪い。

すぐにトイレに行ったのは内緒です。

でも薬飲んでからいたって普通だったのに。

とりあえず朝食を食べ終わっているので薬を飲んで。

ただこのときに観光の出発時間になっていて。

まあ一時間後に同じ行き先のバスがあったので。

とりあえずいま観光に行ったら大変なことになると思い。

ひたすら宿でじっとしていました。

一時間が過ぎて、なんとか観光ができると思い。

宿を出発、ゆっくりとバスターミナルへ向かいましたよ。

バスターミナルではすぐにチケットを購入して。

バスターミナルで出発の時間まで待っていました。

すると日本人が来て、隣の人にチケット売り場を訪ねているではないですか。

明らかに英語が日本英語だったので日本語で話しかけるとビンゴで。

チケットの購入場所を教えましたよ。

日本語話しかけた瞬間向こうはびっくりしていましたが。

こうしてようやくバスに乗り込み。

あとはひたすら睡眠でしたが、あまり寝てられない。

何しろ1時間と少しで到着する場所だったので。

が、なんと大渋滞。

一時間どころか二時間以上たっても到着しないのですから。

まあ本日はそんなに観光に時間がかからないと思っていたのでゆっくり過ごしていましたけどね。

結局50kmの距離を2時間半もかかるというふざけた移動になってしまいました。

渋滞していた理由もなんと道路の植込みの整理ですからね。

その理由がわかった瞬間、だったら枯れさせてしまえと思ってしまいました。

だって、これだけのために主要の国道が片側閉鎖ですから。

日本では考えられない仕組みですよ。

かなり迂回で十数km渋滞ですよ。

というわけでようやく本日の目的地シラクーサに到着しました。

でも降ろされた場所が街の中心部だか外れだかよくわからない場所で苦労しました。

ようやく駅に到着して、まずは本日の帰りの時間を調べて。

遺跡の方に向かって、歩き始めました。

すると小さな小高い丘のような場所が存在しましたよ。

ここが世界遺産「シラクーザとパンタリカの岩壁墓地遺跡」です。

数千年前の古代ローマの遺跡。

この地にはかつてここが重要な遺跡だったことを証明するためのものが残されています。

古代劇場や円形闘技場など。

それは港街として繁栄を謳歌してきたこの街の過去が詰め込まれているのです。

何より他の古代遺跡と違うところはここには住居に使用された石切り場が街の中に存在したということ。

こうした他とは少し違う、この地に残された古代ローマの遺跡はこの地方のローマ文化に影響を与えたこと、そしてたくさんの墳墓が発見されたことにより世界遺産に登録されました。

最初に遺跡が見えてくるのは円形闘技場の部分です。

が、なんとどこでチケットを買っていいかさっぱりわからなくて。

すごくうろうろしてしまいました。

そしたらなんと日本人の人に出会って一緒にチケット売り場を探すことに。

するとなんと駐車場のさらに奥に存在したよ。


古代劇場はその大きさにびっくりしました。

まあ、数多くの劇場を見ているので、その中でも大きい方に入りますが。

しっかりと観客席が残されているのも驚きです。

ただ、現在は夏のシーズン。

ヨーロッパって夏の間遺跡を使ってコンサートをするのですよね。

このため舞台と観客席の半分はコンサート用に変えてあり。

昔のままで見ることができないのが残念でした。

ただ劇場部分の上は不思議な感じの場所で。

なんと劇場をつくり際に岩をくみ上げるのではなく岩を掘り進めた様子がわかります。

何しろ石を削って作った様子が残っているのですから。

上部の岩がちぐはぐで切り取られているのを見るとほんとに納得できますよ。

そうでした、ここは石切り場も存在したんでした。

このためただ石を切り出すだけでなく、市民の娯楽まで作りだしたその発想もすごいですよね。

そして劇場の隣には本格的な石切り場が存在しました。

突然岩山がなくなる感じで切り出されていて。

現在では植物が生い茂っていて当時の光景を想像できないのですが。

いたるところに巨大な岩がそびえているのを見ると、人工的に作られたものだとわかりますよ。

石切り場の中にも巨大な天井を持つ洞窟のような場所があって。

ここは昔の牢獄に使用された場所。

あまりにも巨大すぎるのでどのように使用されたかは全くの不明なのですが。

洞窟なので声が反響し、それで捕えられている人のひそひそばなしをきいたのではないかといわれています。

ただ何もない洞窟なのでほんとによくわかりませんが。

それにしても石切り場はもともと岩の天蓋がついていたという話だったのですが。

えっとこれほど巨大な空間に天蓋をかけるのは無理なんじゃないかな。

しかも石切り場だから上から石を切り出した方が効率がいいと思うんだけど。

300年前の地震で崩壊してしまっているので、当時としてもまた今それが残っていたらものすごい技術力のあった場所になると思うのですが。

こればっかりは残念でしょうがないですね。

ほんとに歩いていても石切り場とは言われないと気がつかない場所ですよ。

さて石切り場の次は円形闘技場へ向かいました。

円形闘技場はほとんどが崩れていて。

まあここが闘技場だったとわかる程度です。

観客席も椅子が残っておらず、

なんか自然のままに荒れ放題という感じでもありますが。

やはり数々の円形闘技場の中でもしっかり残っている方だと思います。

二千年ぐらいの月日がたっていますからしょうがないんですけどね。

当時の入場口や闘技場の構造をしっかり見ることができますね。

ただこれだと数千人しか収容できなさそうなので、本当だったらもっと大きかったのかも知れません。

円形闘技場の後ろにはヒエロン2世の祭壇が残されているのですが。

一見すると何の遺跡かわかりません。

何しろ巨大な台座のような石が存在するだけですから。

名前から祭壇に使用したとわかるぐらい。

こんなに細長い場所で何をしたのでしょうかね。

ようやく観光が終了して。

ガイドブックに載っているバスターミナルの場所に行ってみたのですが。

、、、一台もバスがないんですが。

絶対ここじゃない。

とりあえず目の前に郵便局があったので、日本へDVDが送りたかったので。

まずは郵送手続きを。

こうしてバス停を探して回りました。

結局見つかったのは何と駅近く。

ガイドブックがあてにならない。

しかも最悪だったのが5分前にカターニア行きが出発したことでした。

もう何か最悪です。

このため1時間ほどシラクーサの街で待たなければならなくて。

ほんとはスーパーに行きたかったけど結局見つからず。

炎天下の中バスを待っていました。

ようやく時間近くになって切符を買おうとしたところ。

何と時刻表に乗っている時間にバスがないといわれてしまい。

しかも出発はさらに2時間後というではないですか。

ふざけるなって感じですよね。

が、なぜかしっかりカターニア行きのバスが来るし。

もうわけわからない。

でもしっかりとバスに乗ることができたので、カターニアに戻ってくることができました。

何より行きに2時間半もかかったのに、帰りは一時間ちょっとで到着するというよくわけのわからない感じでしたけど。

何で帰りは渋滞起きてないの?

こうしてカターニアに戻ってきた際に一度港に向かいました。

明日はマルタに向かうのですが、カターニアからシチリア島の南の街までバスが送ってくれるとのことで。

その発着場所が分からなかったので。

港に向かってみると、なんとこの前はしまっていた事務所が開いているではないですか。

このため明日の予定を聞くと、一時間前に港に集合してといわれ。

ようやく明日の心配することなく宿に戻ることができましたよ。

ほんとに港に向かって正解です。

さて宿に帰る途中でスーパーに寄って、夕食の買い出し。

そして宿に戻りすぐにシャワーを浴びて、あとはネットをしていましたね。

なんか本日はとても疲れてしまって。

観光は楽だと思ったのですが移動にこれほど疲れるとは。

明日は楽な移動になると思います。

シラクーサ(シラクーザ)へのアクセス
シチリア島のカターニアから列車とバスともにあり
列車は二時間に一本しかないので、バスを使用すると便利。
カターニアの駅近くにバスターミナルがあり1時間に一本ほどある。
またパレルモからバスが5便ほど存在する。
バス停もしくは駅からはネアポリかネクロポリと近くの人に聞いて道を教えてもらうこと。
駅から徒歩15分ぐらいの場所にある