2009年7月18日 613日目
丘陵が続くイタリア内陸部
そこは開墾された場所が存在する
イタリア美術界に影響を与えた場所が
おはようございます。
、、、、おなかが痛い。
何でこんなにお腹が痛いの続くのかよくわからないんだけど。
ただ赤痢のような重大な病気ではないんだよね。
それらの特徴にまるっきり当てはまらないから。
このためすぐに観光に行けず。
7時発のバスを諦めて11時発のバスを選択しました。
まあどのみち、朝早く行ったところで早めに帰ってきてシエナ観光しようと思っていたのですが。
本日中に終わらないのはわかっていたので、明日も観光しないといけないし。
だったら本日はオルチア渓谷の観光に集中しようと思います。
ということで再び睡眠ですよ。
体調悪い時には寝るのが一番いいですからね。
もちろん薬を飲んでですよ。
そして改めて起床して、宿を出発しました。
いつものことながら向かったのは駅です。
シエナには大きなバスターミナルがあるにも関わらず、主要のバスはすべて駅から出発するんですよね。
次回移動する時も駅からバスに乗らないといけないですし。
よく仕組みがわかりませんよ。
そして切符はバスの中で買えない。
日本とは全く違うシステムですから。
そしてバスに乗り込みましたよ。
目的地はモンタルチーノです。
途中から丘陵が続き、そして自然ではなく人々が作り出した草原やブドウ畑が広がる場所にでました。
これこそ世界遺産「オルチア渓谷」です。
都市国家シエナ
首都はシエナで、14世紀から15世紀にかけてこの地で繁栄したのです。
ただシエナには大きな問題がありました。
それは平地がほとんどないこと。
シエナ近郊はほとんどが丘陵に覆われていて平地がない広大な自然が残る場所でした。
そんな場所を農業地として開拓し始めたのです。
こうして丘陵すべてが農地へ変貌、そして人が作り上げた美しい風景へと変わったのです。
こうした場所はローマやエルサレムに巡礼する際に通る道として様々な人たちがこの地を通りました。
その後イタリアの芸術家たちはこの地を愛し、そして様々な絵画や彫刻などに影響力を与えたのです。
イタリアの芸術家に感動を与えたオルチア渓谷はイタリアの心に残る場所として、そして芸術面に多大な影響を与えた場所として世界遺産に登録されました。
モンタルチーノは巨大な丘の上に建設されている街でした。
バスはひたすら丘の上に登り、まるで農業地がはるかかなたに見える場所へと。
それはまるで複雑な農業地を見渡す風景に
こうしてモンタルチーノへ到着しました。
まずは帰りのバスの時間を確認して、14時半のバスがあったので、所要2時間45分の観光です。
といってもモンタルチーノはそんな巨大な街ではなく。
ここで2時間以上観光する場所ではなく、ものの1時間で観光が終了してしまうような場所なのです。
だったら残りの時間をかけて、今まで登ってきた道を下ってみるのも一興ですね。
モンタルチーノの街は巨大な山の上に建設された小さな町で。
小さな町といってもたくさんの教会に迷路のような道が存在します。
建物は高く、まるで周りの景色をさえぎっているかの様です。
しかしひとたび街の外に出るとそこには今まで見たことのない景色が待っています。
波打った台地に開墾されたあと。
水平線の先まで丘陵が続く、不思議な風景が続いています。
今までこんな風景見たことない。
というかゲームとかのファンタジーの世界ならみたことがあるのかもしれないですが。
高い山の上から望む景色が水平線まで緩やかな丘陵で、しかも開墾された土地
季節が夏のために、一面緑色ではなくて、小麦色と緑色が混ざった色彩になっており
なんか人々が作りだした風景というのが驚きですよ。
水平線の先までよく開墾したよというびっくりする風景ですよね。
なるほどこれがあるから都市国家シエナが繁栄したのでしょうね。
内陸にあって近くに巨大な川も存在しなく交通に不便な場所にシエナがこの地に繁栄した理由が分からなかったのですが。
この風景を見ると納得です。
しかも面白いことに街の反対側に行くと、そちらは全く開墾していない自然のままの風景が残っていました。
見ると普通に森が広がっている風景です。
これだけ見ると美しいとか思わないのに、なぜ開墾されてあると美しく感じるのでしょうか。
きっと色のコントラストが複雑に絡み合ってその姿を見せているからではないかな。
さてこうしてモンタルチーノの街の観光を終了して、山を下りオルチア渓谷の中を歩くことにしました。
バスの時刻は確認したので、2時間後モンタルチーノを出発するバスに渓谷の中のバス停で乗ればいいかという感じで。
ということでひたすら山を下り始めました。
歩けば歩くほどオルチア渓谷の様々な姿を見ることができて。
牧草地の小麦色。
ブドウ畑の緑
そしてオリーブ畑の茶色
それらが場所によって何があるかが違い、歩くたびにそれぞれの畑の中を歩くようになっていました。
牧草地はすでに草が切り終わっており、集めた牧草は丸めてそこに置かれていました。
こういう中に一軒の小さな家や、大きな木が存在している姿は写真集で見るような心を打つ姿ですよね。
また丘陵が続いているためにその牧草地も変化に富んで。
まさにここはどこを見ても写真館のようです。
ブドウ畑は鮮やかな緑の葉をつけており、ブドウの木が一列に並んでいる姿はきれいです。
特に斜面の中にあるので、手前にブドウ畑、奥には波打った台地が続く姿はほんとに何時間でも眺めていれそうです。
もう楽しく歩かせていただきましたよ。
が、歩いている途中で気がついた。
それは道の途中にあるバス停の時刻表で。
なんとモンタルチーノに書かれていたバスの時刻が自分の歩いている場所では全く存在しないことに。
しかもその次のバスが3時間後という事実。
あれ?もしかしてその時間まで帰れない?
そんな中乗る予定の一時間前に出発したバスが通りすぎた。
これでこの道を通るバスは4時間後ということになりました。
ほんとはそのバスを見かけた時に手をあげて乗ろうかと考えたのですが、この美しい風景をもっと見たいと思いあきらめたのですよね。
それほどここはきれいな場所なのです。
こんな複雑な地形をしている場所が人の手によって開墾されているとこれほど美しくなるとは正直感動ですよ。
これが自然のまま残されているのであればどこにでもあるような風景ですが。
だれもこんな所を農業地に変えようと思いませんからね。
牧草地に点々とする家並みなんかも空に浮かぶ雲もどこから見てもまるで絵画のようなのです。
なるほどイタリアの芸術家がここを愛する気持ちがわかるようです。
何しろずっと見ていても飽きないのですから。
この道を歩いているだけですごく楽しいですよ。
まるで絵画の中を歩いているみたいですから。
こんな気持ちになったのは初めてです。
日本でいえば富士山が芸術家の心を奪ったような感じなのでしょうか。
どこを歩いても同じような風景のはずなのに少し違うだけで全く違った印象を受ける。
不思議な場所に迷い込んだみたいです。
こうしてひたすら歩いて、10km隣の街までやってきてしまいました。
2時間でこれたのでほんとによかったです。
実はバスの件に関して歩いている時に考えたのですが。
隣町に行けば昨日乗ったピエンツァから出発するバスに乗ることができるなと考えたのです。
昨日乗ったのが14時半ですから、14時45分ぐらいにモンタルチーノとピエンツァへ別れる街まで辿りつければと考えたのです。
それは2時間で10km歩かないといけない計算だったので少し早歩きになってしまいましたが。
途中高速みたいなところを歩かなくてはならなくて高速で走る車を横に歩くのですごくこわかったですが。
なんとか到着することができました。
こうしてしっかりとバスに乗ることができて、シエナの街に帰ってきました。
シエナの駅に到着してから目の前のショッピングモールに入り。
電化製品を見ていましたね。
DVDがほしいと思っていたので。
あと私の持っているカメラの新機種が置いてあったので眺めていました。
もし値段が安かったら買ってしまいそうですが、高かったのであきらめですがね。
あとはスーパーで買い出しをしていました。
何しろ明日は日曜日ですべての商店が閉まってしまう可能性があったのでね。
そして宿に戻り写真の整理と日記を書いていました。
この宿は自炊ができないので近くにはマックかピザやしかなく。
ピザの方が安いので毎日ピザを食べていますが。
なんか食事バランスが崩れそうで怖いですが
それにしても同じ部屋に泊っている人が変わっていましたが、なんと部屋でタバコを吸っていた。
私は匂いで完全にわかってしまうので、もう大変。
個室で灰皿があるような場所だったらいいと思いますが、みんなが泊る部屋ではやめてほしいものです。
なぜヨーロッパの人たちは宿のマナーが悪いのでしょうか。
さあ明日はメインのシエナの街を観光したいと思います。
オルチア渓谷へのアクセス
・モンタルチーノへ
シエナの鉄道駅から6,7,10:30にバスの便がある。
114番のバスに乗ること、所要一時間
・サン・クイーリコ・ドルチャとピエンツァへ
前日のピエンツァへのアクセス参照
なお、モンタルチーノとピエンツァは20kmぐらいしか離れていないが直通のバスが存在しないので途中の街torrenieriで乗り換えないといけないが、バスの便が非常に悪いので現実的にはモンタルチーノへ朝一番に出発して11時半までに乗り換えの街に到着していないと難しい。
丘陵が続くイタリア内陸部
そこは開墾された場所が存在する
イタリア美術界に影響を与えた場所が
おはようございます。
、、、、おなかが痛い。
何でこんなにお腹が痛いの続くのかよくわからないんだけど。
ただ赤痢のような重大な病気ではないんだよね。
それらの特徴にまるっきり当てはまらないから。
このためすぐに観光に行けず。
7時発のバスを諦めて11時発のバスを選択しました。
まあどのみち、朝早く行ったところで早めに帰ってきてシエナ観光しようと思っていたのですが。
本日中に終わらないのはわかっていたので、明日も観光しないといけないし。
だったら本日はオルチア渓谷の観光に集中しようと思います。
ということで再び睡眠ですよ。
体調悪い時には寝るのが一番いいですからね。
もちろん薬を飲んでですよ。
そして改めて起床して、宿を出発しました。
いつものことながら向かったのは駅です。
シエナには大きなバスターミナルがあるにも関わらず、主要のバスはすべて駅から出発するんですよね。
次回移動する時も駅からバスに乗らないといけないですし。
よく仕組みがわかりませんよ。
そして切符はバスの中で買えない。
日本とは全く違うシステムですから。
そしてバスに乗り込みましたよ。
目的地はモンタルチーノです。
途中から丘陵が続き、そして自然ではなく人々が作り出した草原やブドウ畑が広がる場所にでました。
これこそ世界遺産「オルチア渓谷」です。
都市国家シエナ
首都はシエナで、14世紀から15世紀にかけてこの地で繁栄したのです。
ただシエナには大きな問題がありました。
それは平地がほとんどないこと。
シエナ近郊はほとんどが丘陵に覆われていて平地がない広大な自然が残る場所でした。
そんな場所を農業地として開拓し始めたのです。
こうして丘陵すべてが農地へ変貌、そして人が作り上げた美しい風景へと変わったのです。
こうした場所はローマやエルサレムに巡礼する際に通る道として様々な人たちがこの地を通りました。
その後イタリアの芸術家たちはこの地を愛し、そして様々な絵画や彫刻などに影響力を与えたのです。
イタリアの芸術家に感動を与えたオルチア渓谷はイタリアの心に残る場所として、そして芸術面に多大な影響を与えた場所として世界遺産に登録されました。
モンタルチーノは巨大な丘の上に建設されている街でした。
バスはひたすら丘の上に登り、まるで農業地がはるかかなたに見える場所へと。
それはまるで複雑な農業地を見渡す風景に
こうしてモンタルチーノへ到着しました。
まずは帰りのバスの時間を確認して、14時半のバスがあったので、所要2時間45分の観光です。
といってもモンタルチーノはそんな巨大な街ではなく。
ここで2時間以上観光する場所ではなく、ものの1時間で観光が終了してしまうような場所なのです。
だったら残りの時間をかけて、今まで登ってきた道を下ってみるのも一興ですね。
モンタルチーノの街は巨大な山の上に建設された小さな町で。
小さな町といってもたくさんの教会に迷路のような道が存在します。
建物は高く、まるで周りの景色をさえぎっているかの様です。
しかしひとたび街の外に出るとそこには今まで見たことのない景色が待っています。
波打った台地に開墾されたあと。
水平線の先まで丘陵が続く、不思議な風景が続いています。
今までこんな風景見たことない。
というかゲームとかのファンタジーの世界ならみたことがあるのかもしれないですが。
高い山の上から望む景色が水平線まで緩やかな丘陵で、しかも開墾された土地
季節が夏のために、一面緑色ではなくて、小麦色と緑色が混ざった色彩になっており
なんか人々が作りだした風景というのが驚きですよ。
水平線の先までよく開墾したよというびっくりする風景ですよね。
なるほどこれがあるから都市国家シエナが繁栄したのでしょうね。
内陸にあって近くに巨大な川も存在しなく交通に不便な場所にシエナがこの地に繁栄した理由が分からなかったのですが。
この風景を見ると納得です。
しかも面白いことに街の反対側に行くと、そちらは全く開墾していない自然のままの風景が残っていました。
見ると普通に森が広がっている風景です。
これだけ見ると美しいとか思わないのに、なぜ開墾されてあると美しく感じるのでしょうか。
きっと色のコントラストが複雑に絡み合ってその姿を見せているからではないかな。
さてこうしてモンタルチーノの街の観光を終了して、山を下りオルチア渓谷の中を歩くことにしました。
バスの時刻は確認したので、2時間後モンタルチーノを出発するバスに渓谷の中のバス停で乗ればいいかという感じで。
ということでひたすら山を下り始めました。
歩けば歩くほどオルチア渓谷の様々な姿を見ることができて。
牧草地の小麦色。
ブドウ畑の緑
そしてオリーブ畑の茶色
それらが場所によって何があるかが違い、歩くたびにそれぞれの畑の中を歩くようになっていました。
牧草地はすでに草が切り終わっており、集めた牧草は丸めてそこに置かれていました。
こういう中に一軒の小さな家や、大きな木が存在している姿は写真集で見るような心を打つ姿ですよね。
また丘陵が続いているためにその牧草地も変化に富んで。
まさにここはどこを見ても写真館のようです。
ブドウ畑は鮮やかな緑の葉をつけており、ブドウの木が一列に並んでいる姿はきれいです。
特に斜面の中にあるので、手前にブドウ畑、奥には波打った台地が続く姿はほんとに何時間でも眺めていれそうです。
もう楽しく歩かせていただきましたよ。
が、歩いている途中で気がついた。
それは道の途中にあるバス停の時刻表で。
なんとモンタルチーノに書かれていたバスの時刻が自分の歩いている場所では全く存在しないことに。
しかもその次のバスが3時間後という事実。
あれ?もしかしてその時間まで帰れない?
そんな中乗る予定の一時間前に出発したバスが通りすぎた。
これでこの道を通るバスは4時間後ということになりました。
ほんとはそのバスを見かけた時に手をあげて乗ろうかと考えたのですが、この美しい風景をもっと見たいと思いあきらめたのですよね。
それほどここはきれいな場所なのです。
こんな複雑な地形をしている場所が人の手によって開墾されているとこれほど美しくなるとは正直感動ですよ。
これが自然のまま残されているのであればどこにでもあるような風景ですが。
だれもこんな所を農業地に変えようと思いませんからね。
牧草地に点々とする家並みなんかも空に浮かぶ雲もどこから見てもまるで絵画のようなのです。
なるほどイタリアの芸術家がここを愛する気持ちがわかるようです。
何しろずっと見ていても飽きないのですから。
この道を歩いているだけですごく楽しいですよ。
まるで絵画の中を歩いているみたいですから。
こんな気持ちになったのは初めてです。
日本でいえば富士山が芸術家の心を奪ったような感じなのでしょうか。
どこを歩いても同じような風景のはずなのに少し違うだけで全く違った印象を受ける。
不思議な場所に迷い込んだみたいです。
こうしてひたすら歩いて、10km隣の街までやってきてしまいました。
2時間でこれたのでほんとによかったです。
実はバスの件に関して歩いている時に考えたのですが。
隣町に行けば昨日乗ったピエンツァから出発するバスに乗ることができるなと考えたのです。
昨日乗ったのが14時半ですから、14時45分ぐらいにモンタルチーノとピエンツァへ別れる街まで辿りつければと考えたのです。
それは2時間で10km歩かないといけない計算だったので少し早歩きになってしまいましたが。
途中高速みたいなところを歩かなくてはならなくて高速で走る車を横に歩くのですごくこわかったですが。
なんとか到着することができました。
こうしてしっかりとバスに乗ることができて、シエナの街に帰ってきました。
シエナの駅に到着してから目の前のショッピングモールに入り。
電化製品を見ていましたね。
DVDがほしいと思っていたので。
あと私の持っているカメラの新機種が置いてあったので眺めていました。
もし値段が安かったら買ってしまいそうですが、高かったのであきらめですがね。
あとはスーパーで買い出しをしていました。
何しろ明日は日曜日ですべての商店が閉まってしまう可能性があったのでね。
そして宿に戻り写真の整理と日記を書いていました。
この宿は自炊ができないので近くにはマックかピザやしかなく。
ピザの方が安いので毎日ピザを食べていますが。
なんか食事バランスが崩れそうで怖いですが
それにしても同じ部屋に泊っている人が変わっていましたが、なんと部屋でタバコを吸っていた。
私は匂いで完全にわかってしまうので、もう大変。
個室で灰皿があるような場所だったらいいと思いますが、みんなが泊る部屋ではやめてほしいものです。
なぜヨーロッパの人たちは宿のマナーが悪いのでしょうか。
さあ明日はメインのシエナの街を観光したいと思います。
オルチア渓谷へのアクセス
・モンタルチーノへ
シエナの鉄道駅から6,7,10:30にバスの便がある。
114番のバスに乗ること、所要一時間
・サン・クイーリコ・ドルチャとピエンツァへ
前日のピエンツァへのアクセス参照
なお、モンタルチーノとピエンツァは20kmぐらいしか離れていないが直通のバスが存在しないので途中の街torrenieriで乗り換えないといけないが、バスの便が非常に悪いので現実的にはモンタルチーノへ朝一番に出発して11時半までに乗り換えの街に到着していないと難しい。