2009年7月19日 614日目
世界一美しい広場
それは街の建設を統一にすることにあった
シエナ色が広がる豪華な街並み
まあいつもよりは早く起きたかも。
しかも結構よく寝れたんですよね。
何しろシエナの夜は涼しい。
ほんとに夏かどうか疑うくらいなのですよ。
ちなみに気温は15℃。
昼は40℃近くなるので温度差が激しい場所でもあるのですが。
このため、すぐに起床して宿の朝食を食べて。
さっそく観光を開始です。
まずはバスに乗り、町の中心部へ。
街は日曜日だからすごくひっそりしていましたが。
そして町の中を進み扇形の広場に到着しました。
世界遺産「シエナ歴史地区」です。
都市国家シエナ。
それは中世の時には隣国のフィレンツェと対等に肩を並べるほどの強国に育ちました。
イタリアの中部に位置し、その立地条件で金融業で繁栄を手に入れました。
このためシエナにはたくさんの建物が建てられました。
都市として広場に同じ装飾した建物を建てる法令が出たのも世界でも最古のものとされています。
こうして旧市街は整備され、町は一つの色で統一した街となったのです。
現在の色の名前でもあるシエナ色
茶色に近い色をしたシエナ色はこの場所から始まりました。
また芸術もこの地で開花し、シエナ派と呼ばれる芸術家も生まれたのです。
しかし繁栄を迎えたシエナにはペストの大流行により歴史の表舞台から突如として消えてしまいます。
けれどもこのおかげで中世のままの姿を保てたのでした。
その姿はイタリアがルネサンスという文化が始まる前の準備とされる芸術が残されたのです。
シエナはこうして中世のままの姿を保ち、ルネサンスに多大な影響を与えた場所として世界遺産に登録されたのです。
そこには世界で一番きれいな広場と呼ばれるカンポ広場が広がっていました。
それは巨大な扇形の広場で、平らな部分には巨大な宮殿と、天までそびえるような塔が建っていました。
すべてはレンガ色で、特に濃いレンガ色といった印象。
これがシエナ色なんですよね。
どうやら実際シエナ色という名前が存在するらしく、この広場の色からその名前が付けられたみたいです。
扇の部分には数々の商店が並び、まるで広場から街が生えたような感じがします。
色もきれいに統一されているので、美しく感じてしまうのではないのでしょうか。
確かに世界で一番きれいと呼ばれるのも納得するかも知れません。
扇のいちばん上の部分には池が配置されていて、きれいな大理石の彫刻が並んでいます。
これがまたバックの家の色と奇麗に混ざり合って。
さらに広場も放射状に色が別れられていて。
一層この広場を美しく見せている要因なのかもしれないです。
最初に見たのはカンポ広場の中央にある王宮のような美術館。
それは青い空とシエナ色が混ざる場所。
カンポ広場に堂々と広がっていて横には塔が天へと伸びているのです。
もともとは宮殿ですから外から見てもそれは豪華にそして堂々と建てられている姿が印象的です。
開演と同時に中に入り。
人が少ない中の観光です。
ここは美術館というか宮殿自体に描かれている壁画を見て回るような美術館になっていて。
中に入るとそこは豪華な間が次々と現れてきます。
それは部屋の隅々までフレスコ画で覆い尽くし。
太陽の光でまた違った雰囲気があるのですよ。
特に一番奥に行くとそこには巨大な広間があり。
一方は窓ですが、その両サイドには巨大なフレスコ画が描かれています。
それは平和の間と呼ばれており、善政の効果と悪政の効果と呼ばれるフレスコ画が描かれているのです。
これを見て日々、清い政治を行ってきたのでしょうか。
そのほかにもさまざまな巨匠による絵が描かれておりましたよ。
ほんとに見ごたえがある建物になっていました。
続いては美術館の横にそびえるマンジャの塔に向かい。
というかすごい行列なんですけど。
もしかしたら最初にこっちに並んでいた方がよかったのかもしれないです。
まあどうしても午前中に塔からの眺めが見たかったので。
そのまま並ぶことにしました。
そして30分後にようやく中に入ることができましたよ。
ここは荷物を預けて塔の上に登るようになっています。
さっそく狭い通路を抜けて、塔の下にやってきました。
中に入るとらせん階段が続き、ひたすら上に登るようになっていて。
すごく体力が入りますが、ようやく上まで登ることができました。
するとそこには今まで見たことのない絶景が。
街は完全にシエナ色で埋めつくされており、道が確認できないほど隙間が存在しないのです。
下を見ると先ほどいたカンポ広場の扇形が広がっており。
そして町の中には白と黒の大聖堂が突然生えているように存在します。
何よりさらに遠くには農業地が広がっており、緑豊かな色を示しているのです。
このシエナ色と緑の組み合わせは見ていて心なごむ感じがありますよ。
実はこの農業地も違う世界遺産の一部なんですよね。
昨日行ったオルチア渓谷の範囲には入ってないでしょうか、全く同じ風景が広がっているのですから。
もうほんとにここから見る風景はきれいですよ
いくつかの塔に登ってその姿を拝んできましたが。
シエナはほんとにびっちりとした街で、一色の色に統一されていて。
ただし大聖堂だけは大理石でつくられているために。
でもおかげで大聖堂がより際立って見えるのですがね。
ほんとに感動しました。
続いて向かったのはドゥオーモ付属美術館です。
ここには大聖堂に残された数々の宗教品を展示してあるところです。
入口を入るとそこは薄暗く彫刻がたくさん展示してある場所に辿り着きます。
あ、写真撮影禁止だったので内部の写真はありません。
彫刻の中を進み階段を上ると今度は絵画やミサなどで使用していたものが展示してありますよ。
絵画などはすべてキリスト教の場面をとらえているものなのでどこかで見たことのある構図が多いですからね。
現に最後の晩餐や最後の審判なんていたる場所で見ることができますし。
ただあまりにもたくさんの物が展示されていてすごく圧倒されました。
またこのドゥオーモ付属美術館のすごいのはその展望台で。
なんと二階部分からさらに違う場所に登ることができて回廊みたいな場所に出ることができます。
そこは大聖堂の目の前。
白と黒のストライプが印象的な教会をまじかで見ることができます。
また反対側は何とカンポ広場にそびえていたマンジャの塔がシエナ色の屋根の上から突如として伸びている姿が見ることができます。
この姿を見るとシエナは本当に美しい街というのが実感できますよ。
すべての色が統一されていますかね。
そしてこの回廊をよくよく見るとどうやらここに巨大な建造物が存在していて。
それが崩れたあとこの一角だけ残った後だとわかりました。
もしかしたらこの場所に隣の大聖堂より巨大な聖堂が建っていたのかもしれないです。
こうして美術館を観光し終わってから、続いてはドゥオーモの観光へと。
ドゥオーモの正面に回ってみるとそこには後ろからでは想像もできないほどの彫刻や文様で覆われた聖堂が待っていました。
それはとても同じ教会だとは思えないぐらいの装飾で。
三つの門には柱で囲まれていて、上部は巨大な絵と窓が設置され。
そしてそれらの周りにはおびただしいほどの彫刻が施されているのです。
正直これはびっくりしましたよ。
彫刻も一つ一つがきれいに彫られていて、ずっと眺めていても全く退屈しない正面側になっています。
太陽に照らされて白く光り輝いていて、まるで今まで見ていたシエナ色が一気に吹っ飛ぶぐらいの荘厳さなんですよ。
そしてさっそく中に入ってみると、外見とは全く違う空間が待っています。
それは夜を想像させる内部
柱の大理石は白と黒のストライプで支えており。
内部のドームは星をかたどった天井となっているのです。
外の明るさから急に薄暗くなって、このような装飾のためにこの大聖堂のテーマが昼と夜というかんじさえしてきます。
祭壇部分の天井には巨大な窓がついていて。
そこにはステンドグラスで聖母マリアと聖人の姿から光がさしているようになっているのです。
これでは神を信じてしまいそうな演出がなされていますよ。
祭壇部分もフレスコ画やブロンズ像が置いてあってライトアップされており。
いかにもその場所に立つ人の言葉を聞いてしまいそうになってしまいますね。
ドゥオーモの横には小さな部屋もあり。
こちらは先ほどと打って変わって鮮やかな壁画が描かれていて、天井は金色が主体の文様が描かれています。
こちらの絵もキリスト教の情景が描かれており、キリスト教とはどのようなものか説明するによい状態となっていますよ。
ほんとにこのシエナは素晴らしいものだらけです。
ドゥオーモの後ろには洗礼堂と呼ばれるものが存在して。
こちらもドゥオーモと同じ建築様式ですが、町の中に突然現れるのでびっくりします。
内部は中心に石碑のようなものが建っていて。
その周りの壁には至る場所に壁画が描かれていました。
磔にされたキリストから洗礼を受ける住人の姿まで。
ほんとにここは異空間につながったと勘違いしそうな場所ですね。
そしてその後はs.mスカラ救済院に向かいました。
一軒すると普通の家のような場所なんですが、内部には巨大な空間があり。
現在では博物館に代わっていました。
建物の中には付属の教会もあり、宗教絵画がたくさん展示されていて。
まああまりにも広いので絵画を見ているより歩いている方が長かった気がします。
何より地下にも行けて、この救済院がいかに大きくたくさんの人を救ってきたかわかってきそうです。
現在ではその面影は全く残されていませんでしたけど。
こうしてシエナのほとんどの建造物を見たのでシエナの街をぶらぶらと歩いていました。
びっくりすることにほかの都市より道が狭く建物が高い。
なんだか薄暗い感じもあります。
街も平地ではなくなだらかな坂が多くて。
正直いうと地図がなくてこの街に入ると迷子になってしまうかもと思えるぐらい。
最初はカンポの広場ですらどこにあるか悩んだぐらいですからね。
また、町を一望できるような場所もあって、歩きまわるだけで十分満足できる街になっています。
シエナはほんとにお勧めです。
ぜひイタリアに来た際はフィレンツェと一緒に来てください。
本日は長い時間よく観光したもんだ。
6時間以上観光していた計算になるのですから。
さて宿に戻るところなんですが、スーパーに行きたくて。
本来なら日曜日なのでやっていないはずなんですが、なんと駅前のスーパーは日曜日でも開いているとのこと。
というわけで街から歩いて駅まで向かいましたよ。
途中道を間違えてかなりの大周りになってしまったのですが。
なんとかスーパーに到着して、明日の朝昼食は本日の夕食を買い込むことができました。
なんとチキンの丸焼きのハーフが2.5ユーロとすごく安かったので買ってしまいましたよ。
チキンの丸焼きなんてどこの国でも高いのであまり食べなかったのですが。
イタリアでこの値段はすごい安いので。
こうして宿に戻り、インターネットをやりながら夕食を食べましたよ。
ネットが有料だったのでやるかどうか悩みましたが、明日の宿を予約していないので予約を兼ねてネットをすることに。
これが予想以上に盛り上がってしまい。
日記も書かず夜遅くまでネットをしてしまいましたよ。
もちろん宿の予約は簡単に終了させましたけどね。
こうして部屋に戻ってみるとすでに部屋は暗く、、、ってまだ0時前なので電気をつけてパッキングさせてもらいました。
まあ数分ってところですけどね。
あっという間にパッキングを完了させて、続いてはシャワーを浴び。
そして睡眠です。
が、途中暑くて起きてしまった。
外は涼しいのに部屋の中が異様に暑い。。
何で?
まあ我慢しているとそのまま意識がなくなりました。
さて明日は再びアドリア海の街へ移動です。
きっとこれが最後のアドリア海になると思います。
シエナへのアクセス
列車で簡単に行くにはフィレンツェかピサからのアクセスが便利
一時間に一本は便が存在する。
直通がなくてもエンポリEmpoliという街を経由していく方法がある。
ローマからはキウジ・キャンチャーノ・テルメchiusi chianciano t.から列車を乗り換える。
ただしアクセスが悪いので時間がかかる。
バスの場合はローマ、フィレンツェ、ボローニャなどからバスの便がある。
ただしフィレンツェ以外はバスの便が数便しかない。
世界一美しい広場
それは街の建設を統一にすることにあった
シエナ色が広がる豪華な街並み
まあいつもよりは早く起きたかも。
しかも結構よく寝れたんですよね。
何しろシエナの夜は涼しい。
ほんとに夏かどうか疑うくらいなのですよ。
ちなみに気温は15℃。
昼は40℃近くなるので温度差が激しい場所でもあるのですが。
このため、すぐに起床して宿の朝食を食べて。
さっそく観光を開始です。
まずはバスに乗り、町の中心部へ。
街は日曜日だからすごくひっそりしていましたが。
そして町の中を進み扇形の広場に到着しました。
世界遺産「シエナ歴史地区」です。
都市国家シエナ。
それは中世の時には隣国のフィレンツェと対等に肩を並べるほどの強国に育ちました。
イタリアの中部に位置し、その立地条件で金融業で繁栄を手に入れました。
このためシエナにはたくさんの建物が建てられました。
都市として広場に同じ装飾した建物を建てる法令が出たのも世界でも最古のものとされています。
こうして旧市街は整備され、町は一つの色で統一した街となったのです。
現在の色の名前でもあるシエナ色
茶色に近い色をしたシエナ色はこの場所から始まりました。
また芸術もこの地で開花し、シエナ派と呼ばれる芸術家も生まれたのです。
しかし繁栄を迎えたシエナにはペストの大流行により歴史の表舞台から突如として消えてしまいます。
けれどもこのおかげで中世のままの姿を保てたのでした。
その姿はイタリアがルネサンスという文化が始まる前の準備とされる芸術が残されたのです。
シエナはこうして中世のままの姿を保ち、ルネサンスに多大な影響を与えた場所として世界遺産に登録されたのです。
そこには世界で一番きれいな広場と呼ばれるカンポ広場が広がっていました。
それは巨大な扇形の広場で、平らな部分には巨大な宮殿と、天までそびえるような塔が建っていました。
すべてはレンガ色で、特に濃いレンガ色といった印象。
これがシエナ色なんですよね。
どうやら実際シエナ色という名前が存在するらしく、この広場の色からその名前が付けられたみたいです。
扇の部分には数々の商店が並び、まるで広場から街が生えたような感じがします。
色もきれいに統一されているので、美しく感じてしまうのではないのでしょうか。
確かに世界で一番きれいと呼ばれるのも納得するかも知れません。
扇のいちばん上の部分には池が配置されていて、きれいな大理石の彫刻が並んでいます。
これがまたバックの家の色と奇麗に混ざり合って。
さらに広場も放射状に色が別れられていて。
一層この広場を美しく見せている要因なのかもしれないです。
最初に見たのはカンポ広場の中央にある王宮のような美術館。
それは青い空とシエナ色が混ざる場所。
カンポ広場に堂々と広がっていて横には塔が天へと伸びているのです。
もともとは宮殿ですから外から見てもそれは豪華にそして堂々と建てられている姿が印象的です。
開演と同時に中に入り。
人が少ない中の観光です。
ここは美術館というか宮殿自体に描かれている壁画を見て回るような美術館になっていて。
中に入るとそこは豪華な間が次々と現れてきます。
それは部屋の隅々までフレスコ画で覆い尽くし。
太陽の光でまた違った雰囲気があるのですよ。
特に一番奥に行くとそこには巨大な広間があり。
一方は窓ですが、その両サイドには巨大なフレスコ画が描かれています。
それは平和の間と呼ばれており、善政の効果と悪政の効果と呼ばれるフレスコ画が描かれているのです。
これを見て日々、清い政治を行ってきたのでしょうか。
そのほかにもさまざまな巨匠による絵が描かれておりましたよ。
ほんとに見ごたえがある建物になっていました。
続いては美術館の横にそびえるマンジャの塔に向かい。
というかすごい行列なんですけど。
もしかしたら最初にこっちに並んでいた方がよかったのかもしれないです。
まあどうしても午前中に塔からの眺めが見たかったので。
そのまま並ぶことにしました。
そして30分後にようやく中に入ることができましたよ。
ここは荷物を預けて塔の上に登るようになっています。
さっそく狭い通路を抜けて、塔の下にやってきました。
中に入るとらせん階段が続き、ひたすら上に登るようになっていて。
すごく体力が入りますが、ようやく上まで登ることができました。
するとそこには今まで見たことのない絶景が。
街は完全にシエナ色で埋めつくされており、道が確認できないほど隙間が存在しないのです。
下を見ると先ほどいたカンポ広場の扇形が広がっており。
そして町の中には白と黒の大聖堂が突然生えているように存在します。
何よりさらに遠くには農業地が広がっており、緑豊かな色を示しているのです。
このシエナ色と緑の組み合わせは見ていて心なごむ感じがありますよ。
実はこの農業地も違う世界遺産の一部なんですよね。
昨日行ったオルチア渓谷の範囲には入ってないでしょうか、全く同じ風景が広がっているのですから。
もうほんとにここから見る風景はきれいですよ
いくつかの塔に登ってその姿を拝んできましたが。
シエナはほんとにびっちりとした街で、一色の色に統一されていて。
ただし大聖堂だけは大理石でつくられているために。
でもおかげで大聖堂がより際立って見えるのですがね。
ほんとに感動しました。
続いて向かったのはドゥオーモ付属美術館です。
ここには大聖堂に残された数々の宗教品を展示してあるところです。
入口を入るとそこは薄暗く彫刻がたくさん展示してある場所に辿り着きます。
あ、写真撮影禁止だったので内部の写真はありません。
彫刻の中を進み階段を上ると今度は絵画やミサなどで使用していたものが展示してありますよ。
絵画などはすべてキリスト教の場面をとらえているものなのでどこかで見たことのある構図が多いですからね。
現に最後の晩餐や最後の審判なんていたる場所で見ることができますし。
ただあまりにもたくさんの物が展示されていてすごく圧倒されました。
またこのドゥオーモ付属美術館のすごいのはその展望台で。
なんと二階部分からさらに違う場所に登ることができて回廊みたいな場所に出ることができます。
そこは大聖堂の目の前。
白と黒のストライプが印象的な教会をまじかで見ることができます。
また反対側は何とカンポ広場にそびえていたマンジャの塔がシエナ色の屋根の上から突如として伸びている姿が見ることができます。
この姿を見るとシエナは本当に美しい街というのが実感できますよ。
すべての色が統一されていますかね。
そしてこの回廊をよくよく見るとどうやらここに巨大な建造物が存在していて。
それが崩れたあとこの一角だけ残った後だとわかりました。
もしかしたらこの場所に隣の大聖堂より巨大な聖堂が建っていたのかもしれないです。
こうして美術館を観光し終わってから、続いてはドゥオーモの観光へと。
ドゥオーモの正面に回ってみるとそこには後ろからでは想像もできないほどの彫刻や文様で覆われた聖堂が待っていました。
それはとても同じ教会だとは思えないぐらいの装飾で。
三つの門には柱で囲まれていて、上部は巨大な絵と窓が設置され。
そしてそれらの周りにはおびただしいほどの彫刻が施されているのです。
正直これはびっくりしましたよ。
彫刻も一つ一つがきれいに彫られていて、ずっと眺めていても全く退屈しない正面側になっています。
太陽に照らされて白く光り輝いていて、まるで今まで見ていたシエナ色が一気に吹っ飛ぶぐらいの荘厳さなんですよ。
そしてさっそく中に入ってみると、外見とは全く違う空間が待っています。
それは夜を想像させる内部
柱の大理石は白と黒のストライプで支えており。
内部のドームは星をかたどった天井となっているのです。
外の明るさから急に薄暗くなって、このような装飾のためにこの大聖堂のテーマが昼と夜というかんじさえしてきます。
祭壇部分の天井には巨大な窓がついていて。
そこにはステンドグラスで聖母マリアと聖人の姿から光がさしているようになっているのです。
これでは神を信じてしまいそうな演出がなされていますよ。
祭壇部分もフレスコ画やブロンズ像が置いてあってライトアップされており。
いかにもその場所に立つ人の言葉を聞いてしまいそうになってしまいますね。
ドゥオーモの横には小さな部屋もあり。
こちらは先ほどと打って変わって鮮やかな壁画が描かれていて、天井は金色が主体の文様が描かれています。
こちらの絵もキリスト教の情景が描かれており、キリスト教とはどのようなものか説明するによい状態となっていますよ。
ほんとにこのシエナは素晴らしいものだらけです。
ドゥオーモの後ろには洗礼堂と呼ばれるものが存在して。
こちらもドゥオーモと同じ建築様式ですが、町の中に突然現れるのでびっくりします。
内部は中心に石碑のようなものが建っていて。
その周りの壁には至る場所に壁画が描かれていました。
磔にされたキリストから洗礼を受ける住人の姿まで。
ほんとにここは異空間につながったと勘違いしそうな場所ですね。
そしてその後はs.mスカラ救済院に向かいました。
一軒すると普通の家のような場所なんですが、内部には巨大な空間があり。
現在では博物館に代わっていました。
建物の中には付属の教会もあり、宗教絵画がたくさん展示されていて。
まああまりにも広いので絵画を見ているより歩いている方が長かった気がします。
何より地下にも行けて、この救済院がいかに大きくたくさんの人を救ってきたかわかってきそうです。
現在ではその面影は全く残されていませんでしたけど。
こうしてシエナのほとんどの建造物を見たのでシエナの街をぶらぶらと歩いていました。
びっくりすることにほかの都市より道が狭く建物が高い。
なんだか薄暗い感じもあります。
街も平地ではなくなだらかな坂が多くて。
正直いうと地図がなくてこの街に入ると迷子になってしまうかもと思えるぐらい。
最初はカンポの広場ですらどこにあるか悩んだぐらいですからね。
また、町を一望できるような場所もあって、歩きまわるだけで十分満足できる街になっています。
シエナはほんとにお勧めです。
ぜひイタリアに来た際はフィレンツェと一緒に来てください。
本日は長い時間よく観光したもんだ。
6時間以上観光していた計算になるのですから。
さて宿に戻るところなんですが、スーパーに行きたくて。
本来なら日曜日なのでやっていないはずなんですが、なんと駅前のスーパーは日曜日でも開いているとのこと。
というわけで街から歩いて駅まで向かいましたよ。
途中道を間違えてかなりの大周りになってしまったのですが。
なんとかスーパーに到着して、明日の朝昼食は本日の夕食を買い込むことができました。
なんとチキンの丸焼きのハーフが2.5ユーロとすごく安かったので買ってしまいましたよ。
チキンの丸焼きなんてどこの国でも高いのであまり食べなかったのですが。
イタリアでこの値段はすごい安いので。
こうして宿に戻り、インターネットをやりながら夕食を食べましたよ。
ネットが有料だったのでやるかどうか悩みましたが、明日の宿を予約していないので予約を兼ねてネットをすることに。
これが予想以上に盛り上がってしまい。
日記も書かず夜遅くまでネットをしてしまいましたよ。
もちろん宿の予約は簡単に終了させましたけどね。
こうして部屋に戻ってみるとすでに部屋は暗く、、、ってまだ0時前なので電気をつけてパッキングさせてもらいました。
まあ数分ってところですけどね。
あっという間にパッキングを完了させて、続いてはシャワーを浴び。
そして睡眠です。
が、途中暑くて起きてしまった。
外は涼しいのに部屋の中が異様に暑い。。
何で?
まあ我慢しているとそのまま意識がなくなりました。
さて明日は再びアドリア海の街へ移動です。
きっとこれが最後のアドリア海になると思います。
シエナへのアクセス
列車で簡単に行くにはフィレンツェかピサからのアクセスが便利
一時間に一本は便が存在する。
直通がなくてもエンポリEmpoliという街を経由していく方法がある。
ローマからはキウジ・キャンチャーノ・テルメchiusi chianciano t.から列車を乗り換える。
ただしアクセスが悪いので時間がかかる。
バスの場合はローマ、フィレンツェ、ボローニャなどからバスの便がある。
ただしフィレンツェ以外はバスの便が数便しかない。