2006.01.01

 6 恵子ギャリソンLA便り

映画「さゆり」のロケ地、ハンティントン・ライブラリー



ハッピー・ニュー・イヤー!
毎年お正月になると日本が恋しく懐かしくなる、でも時間がなくて帰れない、そんな私を満たしてくれるのが、パサデナのすぐ近くにあるハンティントン・ライブラリーの日本庭園。

そうです、「SAYURI(メモリーズ・オブ・ア・ゲイシャ)」の中で主人公のさゆりと会長さんが花見した庭園は、ここでロケされたのです!あの夢のような華やかなシーンに自分自身を置きたくなって行って見ると、平日と言うのに人がいっぱい。何人かにさりげなく聞いてみたら、やはり目的は私と同じ(ミーハーは私だけではなかった!)で、女性だけでなく男性もかなりいて、年齢もさまざま。


京都に行きたくなった(実際にはほとんどソニー・ピクチャー・スタジオ、サウザンド・オークスに作られた祇園のセット、LAダウンタウンの劇場、ハリウッドのレストラン「山城」、サンフランシスコのゴールデン・ゲート・パークの日本庭園、北カリフォルニアなどで撮影されたけれど)人もおり、日本国が力を入れている「ビジット・ジャパン・キャンペーン」に大いに貢献していると嬉しくなってしまいます。


何を隠そう、ハンティントン・ライブラリーはこの日本庭園だけでなく、数多くの庭園(シェークスピア、ハーブ、バラ、カメリア、オーストラリア、パーム、砂漠、ジャングル、サブ・トロピカルなど等)があり、中国園(中国の外で一番大きい庭園となる予定)は現在建設中。1928年から一般公開されている全ての庭園の大きさは、何と150エーカーで、 15,000種類ほどの植物を観賞できます。また、ライブラリーにはイギリスの画家トーマス・ゲインズボローの「ブルーボーイ」、トーマス・ローレンスの「ピンキー」、グーテンベルグの聖書他貴重な絵画、彫刻、本が多く展示されています。一年中各種の展覧会やイベントがあり、何度行っても飽きることがなく心豊かになり平和で穏やかな場所、それがハンティントン・ライブラリー。現在開催中の展示の一つはベンジャミン・フランクリン生誕300年を祝う「ベンジャミン・フランクリン自筆文書展」で最終日は2006年3月16日。


展覧会や庭園を楽しんだ後、ローズガーデンのティールームでゆったりとアフタヌーン・ティーはいかがですか? 大人15ドル、最低2週間前に予約が必要です。
帰りにブックストア・ギフトショップへ是非立ち寄ってください。世界中からの選び抜かれたセンスある品々が並んでいて、まるで小さなミュージアム。
私が心からお勧めするLAの見所のひとつ、ハンティントン・ライブラリーを去る時の貴方の心は、やって来たときの数倍満たされているはずです。


正式名称:The Huntington Library,Art Collections, and Botanical Garden
所在地: 1151 Oxford Road, San Marino, CA 91108
正門はOrlando RoadとAllen Ave.に位置する
電話: 626-405-2100
営業時間: 火曜―金曜⇒12:00―16:30 / 土曜・日曜⇒10:30―16:30 / 毎週月曜日・クリスマス・主な祝日は休み
夏時間: 火曜―日曜⇒10:30―16:30 (2006年は5月30日~9月3日)
入場料: 会員⇒無料 / 大人⇒15ドル / シニア(65歳以上)⇒12ドル / グループ(15名以上)⇒11ドル
/ 学生(12歳-18歳)⇒10ドル (学生証提示) / 子供(5歳-11歳)⇒6ドル / 5歳以下⇒無料
ホームページ: www.huntington.org


またエレファントツアーでは月曜を除く毎日、ツアーも催行しています。
http://www.yyisland.com/yy/lax/item/1570



LAのあの・この情報をもっと知りたい、または"こんな情報が欲しい"というご希望や質問があるかた、お気軽に私宛にメールをくださいね。それでは今年もジャンジャンとミーハーを発揮して情報をお伝えしますので、どうかよろしくお願いいたします。

メール宛先: keiko@panseusa.com
また1月15日にお目にかかりましょう!