2006.07.16

 6 恵子ギャリソンLA便り

サンタモニカの人気クレープ屋さん“Acadie”



サンタモニカにあるいくつかのクレープ屋さんの中で、ローカルの人々に圧倒的に人気なのが"Acadie"。 
日本からだけでなく、世界中からの観光客が訪れるサード・ストリート・プロムナードとビーチの間、アリゾナ・アベニューの北側に位置する(食べ放題の日本レストラン"LIGHT HOUSE"横)。

レストランはこじんまりとしたファースト・フード店のような感じだけれど、メニューは豊富で本格的な何種類ものクレープが味わえる。中でも一番人気が"カリフォルニア"、バナナ、ストロベリー、溶けたチョコレートとクリームがどっさり、甘党にはたまらない味(写真参照ください)。 他にサラダ・バー、フレンチ・オニオン・スープKrampouz(最高のブリッタニーのそば粉で作られるパンケーキ・ミール)にはアイリッシュ(モザレラ・チーズ、トマト、バジル、スモークサーモン入り)、ソノマ (モントレー・チーズ、ポテト、ガーリック、チキン入り)、Someone Like Youは何でも好きな材料5種類を選べる。
飲み物もエビアン、ペリエ、オランジナ(フランスのポピュラーなオレンジ・ソーダ)、エスプレッソ、カフェ・オーレ等バラエティーに富んでいるので、朝食、昼食、ディナー、夜食に訪れる人で終日賑わっている。




"Acadie"の人気の秘密はクレープとともに生きてきたといっても過言ではない、2人のオーナー。イサベルはフランス、ブリッタニーのクレープ作りで有名な家庭の子孫で、代々受け継がれてきたレシピを今も忠実に再現しメニューに取り入れている。もう1人のオーナー、ティエリーはフランスの元クレープ・シェフ。
そんな二人がフランスで"クレープス・カンパニー"を設立したのが1985年、最初のレストランはオープン当初から繁栄、同じ年に第2号店、そして第3号店とビジネス展開して行ったが、2年後にアメリカに移住、1997年1月に、"いろいろなイベントでクレープを焼きながら、アメリカのマーケットを研究しよう!"と決心、さっそく、サンタモニカ・ファーマーズ・マーケットで毎週日曜に出店したところ、イサベルのファミリー・レセピで作った伝統的なそば粉のクレープが大評判となり毎回"行列のできる店"となった。


2人は5年間無我夢中で働き続け、2002年に現在のレストランをオープンした。"自分の人生の目的がはっきりとしているのであれば、輝ける将来を信じ、真っ直ぐに突進しよう。そうすれば必ず道は開け、夢が現実のものとなる"、その通りに前向きに明るく努力を続けてきた彼らは、これからも夢を追い叶え続けるでしょう。
ティエリーは"Ocean Scene"という、海岸のライフスタイル、店、レストラン等を紹介するマガジンの発行人でもある。しかし"初心"を忘れることなく、今もサンタモニカ・ファーマーズ・マーケットで毎日曜午前9時から午後1時まで愛敬を振りまきながら、クレープを焼いている。

店名: Acadie (アカディー)
住所: 213 Arizona Ave., Santa Monica, CA
サード・ストリート・プロムナードとビーチの間 (北側)
営業時間: 月曜・火曜・水曜・木曜・日曜⇒8:30―21:30 / 金曜・土曜⇒8:30― 23:00
電話: 310-395-1120
ウェブサイト: http://crepescompany.com/


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