2008.05.04

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高騰するガソリン (エレファントツアー/いそがわ)

この写真を見ていただきたい。これはほんの6年前、2002年5月の写真です。これは76という米国のメジャーなガソリンステーションのひとつ。ここにある「1.41」という数字は「1ガロン1ドル41セント」という意味です。

1ドル41セントというのは、円換算すると1リットル37円ということになります(ここでは便宜上1ドル=100円と換算します)。そして次の写真はその3年後、2005年5月の写真です。

ちょうど同時多発テロの後のこと、この3年間で、1ガロン1ドル41セントのガソリンが、1ガロン2ドル19セントになりました。円換算すると1リットル58円ということになります。

そしてその2年後の2007年5月、つまり去年のいまごろの写真が以下のものです。2年前に1ガロン2ドル19セントだったガソリンが、1ガロン2ドル95セントになりました。円換算すると1リットル78円です。


そして最後の写真が現在のロサンゼルスの典型的な価格です。1年前、1ガロン2ドル95セントのガソリンが、1ガロン3ドル89セントになりました。円換算すると1リットル102円ということになります。一番安いレギュラーが1リットル102円というのは、この広大な土地を抱え車しか交通手段のないアメリカにとっては脅威以外の何者でもありません。日本では4月からガソリン税の引き下げによってガソリン価格が大幅に下落しましたね。米国では今もなお、このように高騰を続けています。

レンタカーを借りる人は、このあたりを計算に入れないとたいへんなことになります。数年前とは桁違いに燃料費がかかります。ダウンタウンからサンタモニカ までの距離は21kmですが、これは関東で言えば新宿から立川、関西で言えば梅田から京都四条の距離に匹敵します。ロサンゼルスに住んでいる人に聞くと 「ダウンタウンからサンタモニカ?すぐだよ。そうだねえ、20分ぐらいかな。」なんて言われますが、こういった表現からもいつもどれほどの広大な土地を走り回っているかお分かりでしょう。


パーキング料金も便乗してどんどん値上がりし、ドジャーススタジアムでも乗用車1台15ドルかかります。

それでもアメリカの魅力はまだまだ尽きません。1ドル100円のチャンスも生かして、みなさんもロサンゼルス旅行をエンジョイしてください。