2007.11.28

 ツアー/小旅行体験

24時間ツアー:MONO LAKE (エレファントツアー/ミチヨ)

11月の半ばにエレファントツアーのガイドさん達と一緒に、ハイウェイ395を北上して、地図上ではSAN FRANCISCOの東延長線上、NEVADA州境の近くのMONO LAKE、そしてその南にあたるMAMMOTH LAKE周辺へと超特急で旅してきました。オフィスがあるダウンタウンのBONAVENTURE HOTELで、土曜日の深夜11時頃に待ち合わせて出発しました。目的はMONO LAKEで日の出が見たかったからです。

まだ星が見られる早朝5時頃に着いたため、ちょっと一眠りして時間を待ちました。駐車したところから枯れ草の茂みかき分けてごつごつした湖岸まで歩くこと15分、あたりが白々明るくなってきた頃で、そこには何とも不思議な光景が浮かび上がってきました。まるで珊瑚を拡大したような岩の柱がそこここに広がり、迷い込んでしまった小魚の気分です。その湖は大昔には海底だったらしく、今でもその名残で塩水です。そのためそこの岩肌には塩が粉を吹いたようにこびりついているのが特徴です。

待っている間、無風状態の静寂な空間に空気の冷たさだけがしんしんと身に凍みてきました。少しずつ東側の山並みが明るくなって、日の出がもうすぐです。太陽の光がかすかに見えて来るとその周辺から空の色がオレンジ色に染まり、刻々と変化してゆきます。振り返って反対側の山並みを見ると、太陽の光が湖に反射して本当に神秘的な光景でした。

その場所を後にして,次はMAMMOTH LAKEへと向 かいました。そこはリゾート地らしく、宿泊施設、幾つかのブランドもののアウトレットやファーストフードのレストランもあります。建物がすべてその自然の景観にとけ込むように色をそろえているのも好ましいものです。すでにスキー場ではスキーやスノーボードを楽しんでいる人達が多く見られるくらい賑わっていました。周辺の山並みも既に薄らと雪で覆われていて、 あたりには数多くの湖が点在し、本当に清々しい気持ちになります。ロスアンゼルスの淀んだ空気とは大違いです。

ハイウェイ395に沿って走ると、道路周辺にのみ小さな町や村が点在していてとても興味深いものです。特にBISHOPという町にあるベーカリーでは、シエラネバダの水を使って、石焼オーブンで焼いている色々なパンを求めてやって来る人々でごった返していました。私もお土産に幾つか買ってきましたが、本当に美味しかったです。

途中INDEPENDENCEという小さな村も通過しましたが、眺めていると、ミニチュア鉄道模型の建物さながらで、その場所で村人がどんな暮らしをしているのかと想像が膨らんできました。その次に出て来るLONE PINEの村を越すと後は全て暗闇の中、両側を山並みに挟まれた道路をひた走って14号フリーウェイ、ダウンタウン経由で我が家に到着するまでほぼ24時間の旅でした。久しぶりに本当に気持ちの洗われる一日となりました。是非、今後のツアー計画の参考にしたいと思います。