2005.09.04

 カフェ/食べる/飲む

レストランのスマート利用術・ロサンゼルス編

【税金とチップ】

税金: 請求金額に一定(現在は8.25%)の州税が加算されます。勘定書をよく見ると、すでに計算されていることが分かります。場合によっては(特に我々外国人に対して)チップとして15~20%計上加算して合計金額を出しているレストランもありますから、勘定書を一通り見る習慣をつけておきましょう。

チップの基礎知識:
米国のレストランでは請求金額に応じてチップを払うことが習慣になっています。よほどサービスが悪くない限りチップを置くのは最低限のマナー。特に、日本食レストランだとうっかり忘れることがあるのでご注意を。クレジットカードご利用のときは「TIP」の欄が空欄になっているので、適当(15~20%程度)な金額を記入するか、またはチップ分として別に現金で渡してもOKです。また、一般的に、店のポリシーとして、ある程度のグループ(通常6名以上)の場合、チップを15%~20%あらかじめ計算して足して来ることが多いようです。日本語ではチップと表記しますが正確にはティップと発音します。



【予約】

一般に、ディナーは予約をしたほうがいいでしょう。言葉の自信がなければ当社で予約を無料代行していますから、遠慮なく日本語フリーダイヤル(1-800-245-2386)をご利用ください。その際、インターネットでそう書いてあった、と主張してください。


【服装】

高級レストランにカジュアルな服装で行くと、その場の雰囲気を壊したり、場合によっては入店を断られたり、隅の方の席に座らされたりします。そのようなことにならないためにも、特に高級店に行くときの服装にはお気をつけください。高級店と見極める目安として「予算」があります。その店の1人当たりの予算を聞いて50ドル以上と言われたら、そこは間違いなく高級店です。この場合は、少なくともジーンズや綿パン、あるいはTシャツはまずいでしょう。襟のあるシャツにジャケットが無難です。

【子供連れ】
米国では普通、ぎゃーぎゃー泣きわめいたりあたり構わず走り回るような(少なくてもその可能性のある)子供を高級レストランには連れて行きません。郷に入れば郷に従えということで、これはマナーとして頭に入れておきたいことのひとつです。レストランの中には乳幼児の入店を断る場合もあるので、予約の際に確認をすることをお勧めします。子連れの場合、ハンバーガーなどが中心のカジュアルなお店や日本食、中華、韓国料理(焼肉屋)の各レストランが無難です。
また、ディナーショーは一般的に少々騒いでもよいお店が多いので、選択肢の一つとして入れておきたいものです。

【営業時間】
米国のレストランでは一般的に、「営業時間は5PM~10PM」と書かれていたら、10時までに入店すれば食事ができる、と理解して良いようです。ですから実際に閉店して店から出なくてはならないのはその1時間くらい後と考えて問題ありません。日本の場合は「○時まで」となっていたら閉店時刻を示すことが多く、ラストオーダーは閉店の30分~1時間前というのが一般的ですから混同しないように。

【喫煙】
州の法律でレストランでの喫煙は全面的に禁止されていますから、全席ノースモーキングとなります。どうしても吸いたくなったらビルの外など屋根のないところに出れば喫煙OKです。ただし、パティオなど、初めから屋根のないところなら例外的に喫煙OKです。また、喫煙愛好家のためにこれを売り物にしているレストランもあるくらいです。

【飲酒】
ビールやワインなどの酒類は21才以上となっています。若く見られがちな日本人はパスポートの提示を求められることも少なくありません。未成年者にアルコール類を提供すると店側は営業停止処分などの重いペナルティがあるため、慎重になっているのです。また、飲酒運転も日本よりずっと罪が重く、その疑いがかかっただけでその場で拘置所に連行され最低一晩帰してもらえません。保釈金は最低5万ドル(約600万円)も必要ですから、車の運転をするときは絶対に飲まないようにしましょう。ああるいは、飲む可能性のある場合はあらかじめ当社の日本語送迎シャトル(定額制タクシー)などをご予約ください。

【保健所のレイティング】
ロサンゼルスのレストランには、店頭に写真のような表示を義務づけています。これは保健所がその店につけた衛生度の評価です。Aは超衛生、Bはまあまあ衛生、Cはちょっと不衛生、それ以下は点数がそのまま表示されています。最近はほとんどのレストランがAまたはBですが、稀にCがついているところもあります。表示が義務づけられているので、初めて入店するお客様にとっては参考になりますね。

【テイクアウト】
日本のお店と比べると1人前の量が多いので注文のとき気をつけるようにしましょう。少なめに注文するくらいで丁度良いはずです。それでももし余ってしまったら「テイクアウト・プリーズ」と言えば、どんな高級店でも大衆店でも、写真のような容器を用意してくれます。遠慮は無用です。