まず、日系企業の多く集まるサウスベイの中心地にできただけあって、「日本からのお客様」をとても意識した作りになっている印象を受けました。まず、お風呂。広々として日本の風呂釜のように深く、どっしりとした作りです。風呂釜の外に洗い場が儲けてあり、あえて日本以外ではまずないスタイルを取っているようです。熱いお湯が勢いよくふんだんに出るので気持ちがいいです。特大の風呂釜いっぱいにお湯を張るのも５〜６分です。肩までゆったり浸かれるのはアメリカのお風呂ではまずあり得ないことですから嬉しさいっぱいです。ただ、強い水圧のためか、栓を抜くときは相当の力がいります。洗い場と洗面所の間には、日本のように敷居（というのでしょうか）があるので、溢れた水が風呂場から漏れる心配はありません。

洗面台には可愛いアメニティがたくさんついていました（ただし歯ブラシはありません）。私は目が悪いのでシャンプーとコンディショナーの区別を見つけるのに時間がかかりました、ははは。また、ベッドルームからバリアフリーになっているのも嬉しいですね。
そして、トイレはウォッシュレットがついています。日本の新しいホテルはついているところが多くなってきましたが、アメリカではごく一部の高級ホテル以外では見かけたことがありません。もちろん便座とお湯の温度は調整可能です。

テレビは42インチの液晶ハイビジョンモニター。これもホテルにあるテレビの中ではかなり大きな画面です。もちろん日本語放送も無料で楽しめます。各部屋内でインターネットも有線、無線の両方に対応し、これも無料で提供しています。

部屋に設置されている電話は、テーブル脇に１台、そしてベッドサイドにも１台あり、後者の方はコードレスになっています。ベッドサイドにはiPodや iPhoneのドック付きのラジオがあります。iPhoneは電話信号が増幅されてしまうために雑音が入るので、設定で機内モードにしておくと雑音を拾わずきれいな音で再生できます。

部屋にはコーヒーメーカー、そしてコーヒーと日本茶が用意してありました。冷蔵庫も各部屋にあります。DVDプレイヤーまで備え付けてあります。ロビー階、エレベータホール正面のギフトショップでは、DVDレンタルも取り扱う予定だそうです。各部屋には小さいですがバルコニー（写真はバルコニーからの眺め）があり、床から天井まである窓は開くようになっています。アメリカの建物としては格別に遮音性が高く、室温も逃げないようになっています。

客室にはいるときはキーカードを差し込みます。そして部屋に入ったらドア横にあるスリットにキーカードを差し込むと部屋の電気が一斉につきます。アジアのホテルでは最近この方式のところが増えて来ました。退室するときはスリットからキーカードを抜くことになるので、留守中、携帯電話やノートパソコンの充電を考えている方は注意が必要です。もしかしたら部屋のコンセントの中には、キーカードを抜いても電源が生きていることころもあるのかもしれません。確認が必要です。

日系スーパーの入ったショッピングモールが南に隣接しているので、夜でも歩いて買い物や食事ができます。これは特筆すべきことです（写真は正面エントランスを入ったところ）。一般的に、ロサンゼルスのホテルは、一度入ってしまうと、特に夜間はタクシーでも使わない限りなかなか外に出れません。それが、このホテルは徒歩30秒のところに寿司や焼き鳥などの本格的な日本食レストラン、カレーやラーメン、うどんなどの日本の軽食が並ぶフードコート、カップヌードルから生鮮食品まで揃う日系スーパーがあるのです。コーラやビールをここで買い込んで冷蔵庫に入れておけば喉を潤すのも経済的です。

セルフパーキングは無料ですが、宿泊客のためのバレーパーキングは８ドル、レストランやスパご利用客は３時間まで５ドルです。嬉しいことに空港送迎も無料です。

レストラン（権八）やスパは、この時点でまだ完成していなかったので感想を報告できませんが、この点についてはまた後ほど（写真下はロビーから見たフロントデスク）。

オフィシャルウェブサイトはこちら。
http://miyakohybridhotel.com/
予約のページは日本語も対応しています。１階エレベータホール正面にあるギフトショップではエレファントツアーのオプショナルツアーや車の手配も扱っています（写真はギフトショップ）。