2010.07.10

 1 スタッフから新着情報

テッドさんの「松井秀喜選手サイン獲得作戦」(エレファントツアー/直美)

こんにちは!スタッフの直美です。
現在ロスアンジェルスはプロ野球シーズンの最盛期を迎え多いに盛り上がっております。
今回は弊社の超リピーターであり なおかつ野球をこよなく愛するテッドHさんから「松井秀喜選手サイン獲得作戦」の裏技をご紹介いただきました。
テッドHさんは先日何度か通ったエンジェルスにおいて念願の松井選手のサインをもらうことに大成功されました。 まずはその必勝法をテッドさんから伝授して頂こうと思います。




初めまして、テッドと申します。日本から毎年エンゼルスを応援しに足を運んでいます。
今回、7月に初めて松井秀喜選手から、念願のサインをゲット出来ました。実際の様子や秘訣をご案内しますので、「観戦時にはぜひ!」と思われる方は参考にして頂ければ幸いです。

① 「平日のナイトゲーム」が狙い目です!

もし、数日間滞在し、観戦日を調整出来るのなら、平日のナイトゲームをお勧めします。
週末のゲームは、少年ファンが沢山訪れるので、競争率が高く、選手もサインは「子供優先」の傾向にあります。特に松井選手には、現地在住の日本人家族が子供以上にチャンスを窺っているので、結構大変です(現地のファンからは「大人げない・・・」と思われたりして)。平日のデーゲームは時として現地の祝日の場合があるので注意は必要です。

② 「なるべく3塁側ダグアウト後方チケットを手に入れましょう」

どうしても選手はダグアウトを出入りするので、サインをもらうには、この周辺が有利です。該当セクションは110~113です。
エンゼルスタジアムは、特にこのセクションのチケットを持っていないと立ち入り禁止です。しかし、実はこのエリアのチケットを手に入れるのは大変なんです。どんなに「チケットマスター」でマメに検索しても、3塁側の席は1名でも空いていないのです。

そうなると「プレミアチケット」を「オールアメリカンチケット」さんのような「チケットブローカー」から購入するか、球団HPの「チケット」ページに案内されている「Stub Hub」というサイトで探さないといけません。当方はこのサイトで、113sec G列を手に入れました。ただし、日本からでは購入不可の為、手数料を別途払って、「オールアメリカンチケット」さんに「代行決済」を依頼しました。「チケットブローカー」からのプレミアチケット購入は、当然額面より高く、マリナーズ戦は日本人には大人気なので、早めの購入をお勧めします。

ちなみに、「バックネット裏」とも言うべき、「ダイヤモンドクラブ」は、チケットとしては、ダグアウト席より格上ですが、そのチケットでもダグアウトエリアには入れない場合あり、注意願います。(係員により対応が異なる)
また、同じ3塁側でも101~109sec(より外野寄り)の席でも、チャンスが無いわけではありませんが、可能性は低くなります。



③ 「17:40までに入場し、スタンバイしましょう」

スタジアムの開門は原則試合開始2時間前です。グランドを見渡すと、すでに松井ほかエンゼルスの選手の練習が始まっています。しかし、夜7時試合開始の場合、だいたい17:45には、練習が終了し、選手はダグアウトに引き上げます。松井選手は終了時には、打撃練習を終え、「球拾い」をしている事が多いです。

実はこの「引き上げる時」こそが、サインゲットの最大のチャンスです!
私は、当日ベンチの一番外野に近い出入り口で待っていました。すると松井選手はそれより少し外野寄りで110secの前にせり出している、「ダイヤモンドフィールドボックス」内で待ち受けしていた日本人女性からサインをし始めました。私もすぐ移動し、意外とすんなりサインをもらい、一安心でした!
そこには、約10人程度のファンが押しかけました(この時間は、平日夜とあって、観客の多くは勤めを終えてから来場するようです。少年ファンも、親に連れられて来ますから、意外と少なかった感じでした)。

ここで選手は全員ロッカールームに引き上げてしまうので、チャンスはありません。
相手チームの練習が始まるので、1塁側に場所を移したいところですが、1塁側ダグアウトへの立ち入りは出来ないので、「お土産」「食事」など楽しみましょう。

④ 「油断は禁物です」

さて、先ほど紹介しました、「ダイヤモンドフィールドボックス」ですが、当初ここのチケットを持っていなかったので、中に入るのは遠慮していましたが、どうやら、この練習時間ぐらいは、110~113のチケットなら、立ち入り可能のようです。入口にスタッフはいましたが、席に関係ない人が出入りしていました。

また、松井選手がこちらに向かっている時は、積極的に声を出しましょう。
現地のアメリカ人もアピールしていますが、やはり同じ日本人同士、彼にも「日本語」はよく聞こえるはずです。ただし、誰かにサインし始めると、そこにいる全ての人にサインをしてくれると安心する人や、サインを要求する前に、デジカメ撮影する人がいますが、油断は禁物です。選手も正直、次の準備や都合で、途中で打ち切る事もありますし、当日松井選手も「誰にサインしたか」を確認していましたが、
どうしても見落としてしまうのはやむを得ない事です。ですから、ボールとペンを持って待っている間も時折声かけして注意を引くのも大切です。

いくら相手が日本人でも「暗黙の了解」を信じたり、日本人特有の「遠慮」をしていては、残念な結果にもなります。ここまできてもらえなかったら、返ってショックが大きいですからチャンスは逃したくないですね!

加えて、出来ればサイン用に「ボール」を用意しておくのが良いと思います。
当日、せっかくのチャンスに何も書くものが無い人もいます。ボールは、少し選手と距離が離れていても、容易に渡す事が可能です(カードや色紙は場所によって渡しづらい場合があります)。球場周辺はお店が無いので、日本で用意しておきましょう。

⑤ 「2回目のチャンス」

さて、18:45ごろ、相手チームの練習も終了し、再びエンゼルスの選手が試合用ユニフォームに着替えグラウンドで柔軟体操やダッシュを開始します。「国歌斉唱」や「出場選手」の案内など試合開始のムードが高まる中、時折選手が、試合開始ギリギリまで、サインをしてくれる場合があります。松井選手も時々サービスしてくれるようです。

もっとも、この時はかなりのファンが入場しているため、もらうのは、なお大変です。ここでは、チームの4番打者、トリーハンター選手が良くサインをしています(松井選手は駄目でも、ハンター選手ならかなりのものです!)。
また、選手もチケットの保持事情を考慮して、あえて109secあたりのエリアでサインしたりして、誰でももらえるように努めています。

松井選手もさすがに年齢的疲労から、たまに欠場するケースも出てきました。高いチケットを購入したにも拘わらず試合に出ないのは、悲しいですよね。しかし、欠場の時ほどファンに対して「申し訳ない」という気持か、返ってファンサービスに努めるケースも良くあります。諦めないでください!

⑥ 「他でのチャンスは?」

球場内では、これ以上サインをもらうチャンスはほぼありません。では、外ではどうでしょう。
所謂「入り待ち」という手段があります。球場外、外野レフトポール後方、アムトラック駅を出て、まっすぐ球場に向かって歩くと、そこが、「選手駐車場」入口です。そこには毎試合複数の「マニア」が張り付いています。
彼らは近づいて来る車種でどの選手か判断できます。だいたい14時近く~16時頃までに続々と入ってきます。若手やサービスの良い選手は、入口で車を停めたり、駐車場に車を停めた後、フェンス越しにサインをしてくれます。選手の名前が解らなくても、とりあえずもらっといて、後でマニアに聞くと、とても丁寧に教えてくれます。松井選手は、車を停めてはくれません(4月の話ですが)。しかし、どうしても欲しかったので、フェンス越しに大声で「サイン下さーい」とお願いしました。すると「ここではしちゃ、いけないんですよ~、すみません」と答えてくれました。

他の選手はフェンス越しでも平気でするのに「ずいぶんお堅いなあ」とも思いましたが。
今こうしてサインをちゃんともらった余裕からか、「少しだけでも会話した・・・・」という満足感に浸ってます。それでもだんだん「松井フィーバー」が落ち着いてきた今、彼の対応も軟化してるかもしれませんね。



⑦ 「アクセスについて」

最後になりますが、まとめてみますと、球場には「開門と同時に行く」のがベストです。
しかし、「エレファントツアー」さんの「送迎シャトル」」」では、どうしても間に合いませんので、別途車をチャーターするか、自力で鉄道、バス、レンタカーなどで駆け付ける必要がありますね。この「鉄道利用」については、別掲載のページを参照して下さい。
(スタッフ直美注>お早めの時間に球場までのシャトルご希望の場合もアレンジ可能です。4名でのればお一人様$25です)

しかし、エレファントさんの「送迎」は「帰りのみでもOK」という大きなメリットがあります。特にナイトゲームでLAダウンタウン、ハリウッド方面のホテルにお帰りの方は、「鉄道による安さ」よりも「送迎対応による、安心・安全」を優先(早さも含めて)させたほうが懸命だと思います。

「松井選手のサインへの道」は、決して簡単なものでなく、運もありますので、うまくゲット出来るかは、解りません。
ただし、巨人ーヤンキース時代と比べ、今の松井選手は本当に身近にいて、サインをもらう最大のチャンスです!そこでゲットできたら、これに勝る「旅の思い出」「お土産」はなかなか無いでしょう。例え他の選手でも「本場のメジャーリーガー」にもらったサインは、ベースボールファンなら嬉しい事だと思います。

皆さんもチャンスがあれば、是非チャレンジしてみて下さい!