こんにちは、エレファントツアーの五十川です。先週は、久しぶりの東京出張でしたが、東京到着初日は最高気温37度の猛暑に唸りました。さすがに２日後には10月中旬の気温になり、ほっとしましたよ、ホントに。



今回出張のメインテーマは東京国際展示場での「今年も世界がやって来る」をテーマにした旅行博出展。ロサンゼルス観光局のご協力のもと、無事エレファントツアー広報の役目を果たしてきました。その様子をブログでお伝えしたいと思います。


関西空港から入国し、羽田空港経由で東京の定宿であるロイヤルパーク汐留タワーに到着したのは9月21日深夜でした。羽田空港は10月31日からの本格的な国際空港ハブとしてのスタートを間近に、あちらこちらで最終装飾工事が行われていました。現在は空港内のレストランもほとんど午後９時半ごろには閉まっ てしまうようですが、新ターミナル開設に合わせて営業時間も深夜までになるところが多いようです。


翌日午前中は武蔵野で私用を済ませ、午後には丸の内のロサンゼルス観光局東京オフィスに訪問し、出展者に対する注意などの説明を受け、人数分のバッジをも らい一度ホテルに戻りました。夕方からは、株式会社マジェスティックの船越社長と、当社ウェブデータベースの更なる強化についての打ち合わせをして、その あとは福助という老舗のお寿司屋さんで美味しい日本食を楽しみました。


翌23日は祝日。あいにく雨模様でしたが、ふらっと銀座に出かけて行ったら結構な人込みでびっくりしました。ユニクロやフォーエバー21などが並ぶ銀座中 央通のアップルストアに、６月にアメリカで買ってその後調子の悪くなったiPadを持って行ったら、その場で新品に交換してくれました。こんなときアップ ルで良かった、と思いますね。ドコモショップやコンタクトレンズ店、ヤマダ電機にも行き、一挙に用事を済ませた一日でした。夜は友人とスカイプで長電話、 時差ぼけのせいもありベッドについたのは午前３時を回っていました。


そして、旅行博。初日にちょこっと雨に降られましたが、今年も例年並みかそれ以上の人出で、合計11万人を超えた（JATAによる公式発表）ようでした。 24日は業界関係のみだったので、会場内はそれほどうるさくなかったのですが、一般入場日の土・日は大声で叫んでやっと聞こえるぐらいだったので、終わる 頃には喉がガラガラになってしまいました。ロサンゼルスに戻ったらカラオケの行き過ぎと誤解されることでしょう（笑）。


今年の傾向は、ずばり「旅の高級化、高質化」に向かっていることでしょう。ロサンゼルスを例に挙げれば10年以上前は、500席もあるフライトが日本から週97便の直行便がありました。それが今では49便と半減し、しかも機体が777中心のスリムボディになったのに、ファーストクラスはますます広く、ビジネスクラスやプレミアムエコノミーに力を入れて来たせいで、１機あたりの座席は250席前後と、これまた半減しています。ということは2001年9月11日の同時多発テロ事件以来、どんどん減り、現在、席数としては従来の1/4になったわけですね。これでは質の向上を目指して収益確保に努めないと旅行業界も苦しい訳で、やっと安売り合戦から抜ける会社が多くなって来たということで しょうか。格安ツアーで有名なHISさんも、QUALITAという新高級ブランドを発表、より上質なケアをセールスポイントにして販売を始めています。


また一方で、アジア中心に力を増して来ているLCC（ローコストキャリア：格安運賃航空会社）の攻撃があるのも認めざるを得ない事実。今回の旅行博でも、 JETSTARというLCCが東京／ケアンズ（オーストラリア）間が往復24000円（＋サーチャージ）でのキャンペーンを展開していました（ジェットス ターはオーストラリアのメルボルンに本社をおく国内線・国際線格安航空会社）。フィリピン国籍のLCC、セブパシフィック航空もときどき関空／マニラ往復 １万円というプロモーションをしています。


夜には、銀座一丁目にオフィスを構える「チープトラベルズ（www.cheaptravelz.com）」さんの富所社長を訪ねました。この会社はこの会 社はMBLやNBAなどのスポーツ観戦を中心に個人手配を行っている会社で、当社の業務と重複するところもあるのですが、富所社長（と言っても若い！）の 「お客様はどの会社を使ってもいい。最終的に旅行を楽しんで帰ってもらえればそれで満足。」との言葉に同感し、やっぱり旅行業界は良いなあ、と改めて感じ たのでした。


その後は当社のお客様、そしてチープトラベルさんの超リピーターでもあるテッド平野さんも合流し、権八（ごんぱち）に向かいました。権八はロサンゼルスに も２軒のブランチがあるのですが、私は行ったことがなく、実はちょっとバカにしていたところがあるのですが、出て来るものがあまりに美味しくびっくりしま した（ロサンゼルスの権八もあんなに美味しいのだろうか。日本とロサンゼルスの権八を比べたことのある方、ぜひ教えてください）。【写真左側が富所さん、その隣の茶色のシャツがテッド平野さん、その隣のネクタイが私】


当 ブースには、オプショナルツアー専門に販売しているネット専門会社、老舗の中堅旅行会社、スーパー視察を専門に扱う旅行代理店、旅行関係出版社、広告代理 店、元エレファントツアー社員、当社超リピーターのお客様など、様々な方にお立ち寄りいただきました。一般入場初日には、テッド平野さんも当社ブースにも お立ち寄りいただき、再び楽しい話しに誘い込まれました。当エレファントツアーも今年で５回目の出展で、旅行業界の動向が毎年刻々と変化して行くのが分か り、参加していて楽しいイベントです。出展者の顔を見ていると、所属する会社は変わっても毎年変わらぬ顔ぶれに、いかに楽しい業界なのかが容易に想像でき ます。


今回は、年末から入社予定のスタッフが名古屋から週末わざわざ手伝いに来てくれ、ロサンゼルスのシタデルアウトレットから派遣されたクリスティーナも混 じって、土曜夜はお台場の和食レストランでお寿司大会。クリスティーナは初めての訪日で「どうして日本のお寿司屋さんにはカリフォルニアロールがない の？」「チーズはどこで買えるの？」「日本はどうして道に名前がついてないの？タクシーでどうやって行き先を言うの？」「どうして湯のみに取っ手がついて ないの？」「どうして知らない人同士でニコッとしないの？」と質問の連続。日航ホテルのルームサービスでトーストを注文したら、トースターが届いた、など 大笑い。日曜は、２年前に退職した元社員も片付けの手伝いに来てくれ、その後はもう１人元社員が加わり、同窓会状態で汐留の中華レストランでお食事会。


毎年５月に北米で行わせる世界最大規模の旅行業界イベント「POW WOW」も来年から３年間は連続でサンフランシスコ、ロサンゼルス、ラスベガスという西海岸の各都市での開催となります。ますます面白くなって行く旅行業 界で、小さな花をたくさん咲かせて行きたいと思います。