2012.09.22

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スペースシャトル「エンデバー」ラストフライト

こんにちは。エレファントツアー研修生土生です。

今日はスペースシャトル「エンデバー」のラストフライトがテキサスからロサンゼルス国際空港に到着するということで見てきました。

 

エンデバーといえば1992年に5月に初めて打ち上げされ、同年9月12日に日本人で初めて毛利衛さんが搭乗したことでも知られ、他にも若田光一さん、土井隆雄さんなどが搭乗しています。

 

1992年から2011年に引退飛行するまで25回もの飛行を行ったそうです。

 

 

テキサスのケネディ宇宙センターから出発してサクラメント、サンフランシスコを飛行してロサンゼルスのディズニーランド、ユニバーサルスタジオ、グリフィス天文台、市庁舎を周回してからロサンゼルス空港に着陸ということで、私は市庁舎の前でカメラを待ち構えていました。

 

 

たくさんの人がかんかん照りの太陽の下でカメラを片手に待っていました。

 

 

そして午後0時少し前に周りからすごい歓声が上がり、上空を見上げるとボーイング747が背中にエンデバーを載せて飛行しているのが見えてきました。

 

 

 

この輸送方法は「ピギーバックライド」と呼ばれています。

 

わざと低空飛行をしてくれていたのですが、意外と飛行速度が速くてあまり写真を撮ることはできませんでしたが一枚だけいい写真が撮れたので良かったです。

 

 

100回打ち上げ出来るという設計で作られたこのスペースシャトルが25回で引退というのは寂しいですね。

 

 

引退の理由としては維持コストが莫大にかかるということと過去に大事故が2回起こっているということが主な理由だそうです。

 

一度スペースシャトルを打ち上げてまた次の打ち上げまでの費用は約400億円かかり、最初に予定していた金額の10倍以上だそうです。

 

1986年にスペースシャトル「チャレンジャー」が空中爆発して乗客が全員死亡、2003年には「コロンビア」が大気圏再突入の際に空中分解を起こし乗客が全員死亡したという悲惨な事故もあり、同じスペースシャトルをこれ以上使い続けるのは危険だと判断したそうです。

 

 

ロサンゼルス空港に到着した後は、カリフォルニア科学博物館で10月30日から展示されるようです。

 

 今日は貴重な瞬間を見れて本当に良かったです。