店名は「ユートピアカフェ」。ホーチミン市のリトルトーキョーと呼ばれることもあるレタントン通りにあります。
日本語の本が3000冊以上、DVDが1500枚以上と豊富にあり、貸し出しもしてくれます。それ以外にもカフェ主催のツアー、ビザや航空券の手配、ベトナム語教室、日本語ができるベトナム人弁護士先生の法律相談などなど、手広いサービスを行っています。食事のメニューも充実していて、宅配業務までやっています。
そういうわけで、このカフェが在住日本人の「たまり場」になっているのも、当然と言えるでしょう。もっとも、そういう雰囲気が苦手で、ここに立ち寄らない日本人在住者もいますが。
以前は、「日越ひろば」という名前だったそうです。現地に住む日本人とベトナム人との交流の場になって欲しいという希望があって、当時のオーナーさんがつけたとのこと。オーナーは代わり、場所も引っ越しましたが、今でもその志は引き継がれ、ベトナムと日本が交流できる「ユートピア」になろうということで、この名前にしたそうです。
今、これを書いている横でも、中年の日本人男性が、カフェのスタッフである若いベトナム人の女の子からの「これは日本語で何というのですか」という質問に答えています。多額のODAももちろんいいですが、こういう草の根での交流も大切ですよね。
<データ>
Utopia Cafe ユートピアカフェ
住所:8/19A Le Thanh Ton, Q.1, TP.HCM(市民劇場から車で5分)
電話:08-6290-9430
ウェブサイト:http://utopia-cafe.com/
メール:shop@utopia-cafe.com
営業時間:09:00~22:00
日本語・英語メニューあり/無線ランあり/トイレ○