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2009.05.20

 週末小旅行のススメ

カンボジア編:「今度の週末、暇やなあ。ちょっとアンコールワットでも見てくるか」・その2

旅行費用が高くなる最大の原因は飛行機代。ホーチミン市からシェムリアップまでは、バスも出ており、これを使えば安くなる。これが第2の選択肢。
そこで、格安旅行の手配をしているベトナム最大手のツアーデスク・シンカフェを訪れてみた。ここはベトナム全土およびカンボジアに「オープンツアー」という名前のツアーバス網を持っており、ベトナムを旅するバックパッカー御用達の会社。

●シンカフェ
http://www.sinhcafevn.com/

ここではパッケージツアーの販売も行っている。対応してくれた若い男性スタッフが、バスを使った3つのパターンを説明してくれた。
1.往路に飛行機を使い、復路はバスを使う
2.往路にバスを使い、復路に飛行機を使う
3.往復どちらもバスを使う

ホーチミン市・シェムリアップ間は約600キロ、所要時間12時間。そのため、さすがに1泊2日という日程では無理で、ツアーは基本的に3泊4日になるとのこと。今回は4連休が取れるので問題ないし、同社のツアーには、シェムリアップだけでなく、首都・プノンペンも行程に含まれるというからお得な感じだ。

後で分かったのだが、これがホーチミン市からアンコール遺跡群を訪れるツアーの「定番中の定番」のようで、様々な会社が、このシンカフェと基本的に同内容のツアーを催行している。

バスを使った行程のヴァリエーションとして、片道は飛行機を使い、プノンペン観光を含まない2泊3日プラン、逆にプノンペン観光を1日増やした4泊5日プランもあったが、今回は休暇を目いっぱい使った3泊4日プランでいくことにした。

さて、それぞれの旅程の中身を比較してみた。
1.往路にバスを使い、復路に飛行機を使う
1日目:06:30にホーチミンを出発、13:30にシェムリアップ着。その後フリー。
2日目:午前はフリー。13:30にプノンペンを出発、18:00にシェムリアップ着
3日目:アンコール遺跡群観光
4日目:シェムリアップを出発、飛行機でホーチミン市へ
料金:729万ドン(約409US$)

2.往路に飛行機を使い、復路はバスを使う
1日目:午前にホーチミンを出発、午後にシェムリアップ着。その後フリー。
2日目:アンコール遺跡群観光
3日目:午前にシェムリアップからプノンペンに移動。午後はプノンペン観光
4日目:09:00にプノンペンを出発、15:30にホーチミン市着
料金:729万ドン(約409US$)

3.往復どちらもバスを使う
1日目:06:30にホーチミンを出発、18:30にシェムリアップ着
2日目:アンコール遺跡群観光
3日目:午前にシェムリアップからプノンペンに移動。午後はプノンペン観光
4日目:09:00にプノンペンを出発、15:30にホーチミン市着
料金:468万ドン(約263US$)

上記の値段はすべて食事代込みで、3つ星(中級)クラスのホテルに泊まった場合。遺跡入場パス(20US$)とカンボジアの空港税(25US$)は含まれていない。当然だが、往復バスを使うと断然安い。ホテルを2つ星に下げると、ツアー代は248US$にまで下がる。これは、バスを使うっきゃない、という感じではないか。