ロサンゼルス発・最新観光ニュース

 【★スタッフ／ガイドによる新着情報】

新型インフルエンザ／マスク状況（エレファントツアー／五十川）

2009.05.02

 

今日、４週間のアジア出張からロサンゼルスに戻って参りました。せっかくですから空港周辺のマスク状況をお知らせしましょう。施設内ですし、人の姿なので写真を撮るのもどうかなと躊躇したため、残念ながら写真掲載はないですが。

日本の成田東京国際空港では、航空会社のチェックインカウンターではマスクをしている人はいませんでしたが、警備員、出国審査官、入国管理職員などみなさんマスクをしていて、何だか物々しさを感じました。日本航空のカウンターで「今日のロサンゼルス行きのフライトはずいぶんキャンセルが出ていますか」と聞いたところ、現段階ではそれほど出ていないようでしたが、実際に搭乗してみると、ゴールデンウィークというのに、エコノミークラス・ビジネスクラスとも、ところどころ空席が目につきました。

機内では、すでにマスクを着用している人も多く、日本人の生真面目さがうかがえました。キャビンクルーの皆さんはマスクをしていませんでしたが、乗客に歯ブラシや耳栓を配っているときにいつもは目にしないものがあったので「これは何ですか」と聞くと「マスクです」と言っていたので２ついただいていいですか、と聞き２つ貰いました。

さて、約10時間のフライトで定刻より１時間ほど早く着き、改装中の廊下を歩き、新設された100以上の入国審査カウンターで100人以上の検査官がいましたが、この検査官を含め空港内で働く職員でマスクをしている人は見当たりませんでした。到着ロビーに次々と出て来る乗客の中で、日本人は２割ぐらいの確率でマスクを着用していましたが、どうも他の国の方ではマスク着用はいないようでした。

もともと、くしゃみをしても咳をしてもマスクを着用することが習慣になっていないアメリカですが、今回の騒動で日本人がマスクをしているのを見れば、案外この国でもマスク着用が流行するかもしれませんね。

狂牛病のときもそうでしたが、日本ではあんなに騒がれていたのに、アメリカではステーキ専門店が潰れたという話しも聞かなかったですし、私個人的には旅行そのものを取りやめるほどのリスクがあるのかなあとも思うのも事実です。これからどうなるか気になるところです。