
Delta 航空で出発して約4時間ちょっとでシンシナチ空港へ着きました。ここでトラブル発生!LAXのデルタのカウンターではシンシナチ乗換えの際はAターミナル まで行って下さいと言われていたのですが、行ってみると実際はCターミナルに変更されたようでかなり時間をロスしました。歩く歩道を行ったり来たりは1時 間の接続時間内では少し大変でした。
そしてアクロン空港までの飛行機でもちょっとしたアクシデント?が発生。チェックインミスなのか何なのか?離陸直前に「ボランティアを求めます…」というようなアナウンスが耳に入った。よーく聞いてみると、「どなたかお客様の中の1~2名このフライトをキャンセルして4時間後に出発する次のフライトに乗り換えてくれないでしょうか、もしこのままフライトすると悪天候でもあり乗員オーバーで危険であり離陸できません。申し出たお客様には 400ドルのフライトクレジットをさし上げます。」との事でした。皆、「え~~なんで今さら」という感じ。…外は雨の降るどんよりとした曇り空、37名乗りの小さい飛行機の中では学校で答えが分からず指されたくない生徒のように下を向いたり、そんな事我関せずと隣の人と話したりという状況が数分続きました。
とてもブロンズの髪の毛の似合うスチュワーデスさんでしたが、繰り返しのスピーチで困っていたところ地元のアメリカ人の女性が申し出て事なきを得、全員ホッとして目的地に向かいました。
曇りのアクロン空港には出迎えに知人の息子のDavidさんがいました。彼はこの地域の紹介やアミッシュといわれる人々の町に明日観光で行く事を教えてくれ僕は希望に胸を膨らました。

翌日、市内観光をしました。ついにアミッシュとの出会いが実現したのです。
バンに乗って田舎道を走っていると突然馬車が走ってきます。全くアメリカの200年前、開拓時代に戻ったかのようないでたちです。カウボーイハットのような帽子と顎鬚、ジーンズの上下を着た人々が沢山出没… あっけにとられます。そしてその町に行くと彼等専用?のマーケット、馬車の馬がご主人を待っている駐馬場などなど。マーケットに入ると白い帽子を被った白い衣装の女性がいました。そして昔流のアイスクリーム屋があって食べました。味は今のに比べると比べようのない味でした。ただ冷たかった…。

ベンチに座って写真を撮っているとむこうからアミッシュの若者がこちらへ来ます。うちのかみさんは「写真撮ってるから辞めろ」と言いに来たんじゃないの?と言うのですが、僕の方はもしそうだとしても話すればOKじゃないかと思って彼が近づいてきたときに声をこちらからかけました。すると普通のアメリカ人の若者と変わらない感じで応対してくれたので彼らの生活の事や音楽の事など聞きました。電気は使わず、音楽は聴かずに歌を歌うだけだといってました。風貌はアメリカ人そのものだけれども皆共通しているのは、顔の血色は良かったです。食べ物も自然のものを食しているようなので健康なのかもしれませんね。ただ医者の事とか詳しい事情を聞けなかったので正しい情報ではないでしょうが。アメリカと言う自由の国だからこそアミッシュのような生活も共存できるのでしょうね。

久しぶりに自然と接した気分は最高でした。オハイオ州はLAのような都会ではありませんが自然と共存できる素晴らしい所でした。帰りは、空の旅にも慣れ上空から見る景色は心地よいものでした。
エレファントツアー 安藤