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今年のアカデミー賞の行方は・・・いまから楽しみです(千歳香奈子)
2008.02.05
 
いよいよ今年もアカデミー賞の季節となりました。今年で80回を迎えるアカデミー賞は、24日にハリウッドのコダック・シアターで授章式が行なわれます。今年は、例年にないほど、バイオレンスな作品がノミネートされていますが、果たしてどの作品、俳優、監督がオスカー像を手にするのでしょう?


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 最多8部門にノミネートされている『ノーカントリー』と『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』の一騎打ちと思われる作品賞。しかし、どちらも暴力的な描写が多いため、保守的なアカデミー賞会員には嫌われる傾向もあるでしょう。そこで対抗馬として浮上するのは、ジョージ・クルーニー主演の社会派ドラマ『フィクサー』。さらに、10代の少女の妊娠をさわやかに描いたコメディ『ジュノ』も、批評家受けは良いので追い上げてくる可能性もあります。
 

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 主演男優賞は、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のダニエル・デイ=ルイスと『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』のジョニー・デップの一騎打ちと言ったところでしょうか。両者とも、先日発表されたゴールデン・グローブ賞主演男優賞を受賞しているだけに、激戦となるでしょう。主演女優賞は、ゴールデン・グローブ賞主演女優賞を受賞している『エディット・ピアフ 愛の賛歌』のマリオン・コティヤールと『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』のジュリー・クリスティが有力でしょう。また、注目すべきは助演女優賞にもダブルノミネートしているケイト・ブランシェットが、ダブル受賞の快挙なるか、注目です。


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 助演男優賞は『ノーカントリー』で不気味な殺人鬼を怪演したハビエル・バルデムが最有力候補。助演女優賞は『アイム・ノット・ゼア・』のケイト・ブランシェットが有力でしょう。監督賞は、有力候補と見られていたティム・バートン(『スウィニー・トッド』)もリドリー・スコット(『アメリカン・ギャングスター』)もノミネートされないというサプライズがありましたが、『ファーゴ』以来の傑作と大絶賛されているコーエン兄弟(『ノーカントリー』)が受賞するか注目でしょう。『ジュノ』のジェイソン・ライトマン監督、『フィクサー』のトニー・ギルロイ、『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』のポール・トーマス・アンダーソン監督にもチャンスがあるでしょう。
 日本絡みでは、外国語作品賞に浅野忠信主演のカザフスタン映画『モンゴル』がノミネートされています。また、エディ・マーフィ主演の『マッド・ファット・ワイフ』で特殊メイクを担当した辻一弘さんが2年連続でノミネートされています。
 脚本家組合(WGA)のストライキの影響で今年は暗い賞レースとなりましたが、最後を飾るアカデミー賞は映画ファンにとっては楽しみな一夜となることでしょう。

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