2011.01.04

 アート&デザイン

「ブルガリ回顧展」ブルガリ 125年にわたるイタリアの至宝

グラン・パレで「ブルガリ 125年にわたるイタリアの至宝」展が開催されています。




この展覧会は、1884年ローマのシスティーナ通りに最初のブテックを開店してから、現在に至るまでのブルガリの歴史とデザインの変遷をテーマに、珠玉のヴィンテージコレクションが展示されています。


会場中央のダイヤモンドをモチーフにした巨大モニュメントを中心に、年代順に
8つの展示スペースが設けられ、創業時から、モナコのグレース王妃、ブルガリを熱愛した女優エリザベス・テイラーの個人コレクションなど600点ものジュエリー、ウォッチ、デッサンが展示されています。



創業者ソティリオ・ブルガリのポートレート。

1962年
リチャード・バートンからエリザベス・テイラーに贈られたエメラルドとダイヤモンド
(合計
18カラット)の婚約記念のネックレス。

デッサンやジュエリーが使われた映画の名シーンも展示されていました。

169
個のサファイアとダイヤモンドが使われているネックレス。


蛇をモチーフにしたスネーク・ブレスレット・ウォッチ
夜8時過ぎ、ブルガリ展を訪れる毛皮のコートをまとったマダム達の宝飾品も驚くほどゴージャスでした。


昨年はアラブ世界研究所で「エルメス展」、カルナヴァレ博物館で「ルイ・ヴィトン展」が開催され、老舗ブランドの伝統と革新をテーマにした展覧会が続きました。各ブランドのアーカイブに保管されている貴重な資料には、量産化できなかった希少価値の高い作品のエピソードが沢山残っています。パリもここ10年くらいの間に、本店しか存在しなかった老舗も他店舗展開の傾向にあって、専門職人の技術やものづくりの大切さが少しずつ薄れて行くような気がします。

125 ans de Magnificence Italienne BVLGARI

「ブルガリ 125年にわたるイタリアの至宝」

2011112日まで

Grand Palais

avenue Winston-Churchill 75008 Paris

10h0020h00 / 10h0022h00(水、金、土)会期中無休

入場料:12ユーロ

http://www.grandpalais.fr