先日この、展示に先立ち 今回の展示のキューレイターのイギリス人女性、Meher McArthurさんの講演を聴く機会に恵まれました。
京都市北区西賀茂神光院町の神光院HPによれば。太田垣蓮月(1791~1875)は,名を誠といい,夫・子供・養父に先立たれ二度も家族をなくしてしまうという悲しい世の憂き目にあわれた女性です。その後33歳で出家して“蓮月尼”と名を変えたそうです。

孤独を求めて,生涯三十数回住まいを替えたそうです。
晩年は歌を詠み陶器を焼き茶を点て静かに余生を送ったといわれていますが、尼でありながらお酒もたしなみなんと男友達もいらしたそうです。
そんな人間らしい生き様が見え隠れする作品に触れることのできる絶好のチャンスです。