七夕の願い事は、いつものごとく「今年こそはDODGERS優勝!!」。
20年間優勝から遠ざかるということは、アメリカの法律に厳格に従うとすると、勝利の美酒を味わったドジャースファンは41歳以上、地元のライバルANGELSは27歳以上、ちなみにCUBSのファンは121歳以上となるはずである。
そんなことを思いながら迎えた七夕の夜、ドジャースタジアムでは、一年に一度ではなく、あわやの大記録が達成されるところであった。黒田投手の快投である。ほぼ完全に試合をコントロールした。「腐っても鯛」と言っては失礼に当たるのか、その帝国は崩壊しつつあるものの、名将コックス監督以下、相変わらずの強さを誇るブレーブスとの対戦は、天の川を見るには程遠い明るさの中で始まった。