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2010.05.27

 デリシャス!

フランスの「野菜たち」


フランスは、美味しい食べ物の宝庫。


「食」の文化、フランスは、街のいたるところに、

レストランやカフェ、パン屋さんやケーキ屋さんがあり、その数知れず。


また、オープンしたり、クローズしたり、その状況もめまぐるしく変化します。

 

さて、“美味しい”お話です…。



カフェやレストランならではの「味」、つまり、そのシェフやお店の個性を楽しむことも、
フランスの旅での楽しみのひとつですが


オトラグは、単なるお店紹介だけなら、
他のガイドブックにお任せしようと思っています。


オトラグが提案したい、最初の『デリシャス!』は、


ズバリ、農業国フランスならではの「野菜」です。

 

フランスでは、早くから、オーガニックへの関心を持たれていましたが、


最近では、日本でも、野菜の安全性や美味しさを見直され

「オーガニック」専門店も、ここ数年、増えてきています。


ただ、本当の野菜の味、つまり、甘さやコクを知るには、

私たち消費者が、しっかりと目利きをして、良し悪しを選ぶことが、まだまだ重要です。

 

それは、日本だけでなく、フランスでも、もちろん、
どの国に行ったとしても、モノを見極めることは、大事なことではあるし、

野菜だけでなく、衣服や住まいに対しても、

そのワザは、年々、必要となってきているような気がしてなりません。

 

さて、パリの旅。

やはり、オーガニックで、新鮮なモノを探したいとき、

どんなところに行けばいいでしょう…!?

 




たとえば、ご紹介する、「ラスパイユ」のビオのマルシェは、いかがでしょう。




フランス旅行初心者にとっても、買いやすく、


また、特に、こういった野菜や果物、チーズなど、
新鮮で、安く、美味しいもの探しには、


何を選んでも、きっと満足できる場所です。無添加の石鹸なども売っています。

 

ビオ(Bio)とは、フランス語で、オーガニックという意味。


火、金曜日も、マルシェが立っていますが、
日曜日のみが、ビオ(Bio)のマルシェになっています。

場所は、メトロ12号線、Rennes(レンヌ)駅を出ると、すぐに、マルシェの入り口になっています。

 

日曜日の朝9時~お昼過ぎまで、ラスパイユ通りには、ビオの朝市(マルシェ)が立ち、

色とりどりの、新鮮で美味しい食材を手に入れることができます。


日本でも、最近では、色んな本や雑誌で紹介されているようで、

日本人も、ちらほら見かけますが、


それだけ、オーガニックや「食」に関心を持つ日本人が多くなってきた証拠かもしれません。

 



“では、特に、どのようなお野菜がオススメなのでしょう?”

 

今の時期だと、ホワイトアスパラガス。
あとは、ズッキーニ、それに、赤パプリカや黄パプリカなどは、
いかがでしょう。

 

やはり、ヨーロッパと言えば、生のホワイトアスパラガス。


日本では、なかなか新鮮なものが手に入らないので、ぜひご賞味を。

5~6本で、だいたい6~9ユーロ前後です。

 



“調理が面倒な気がするので、つい食材は避けてしまいそう。”

 

いえいえ、全然、手をかける必要もないのです。

 

たとえば、

 

ホワイトアスパラガスは、固いところを取って、さっとゆでるだけで、


ズッキーニは、オリーブオイルで、炒めるだけで


また、彩り豊かなパプリカは、生のままでもいいし、さっと火を通してみても、

 

「お野菜って、こんなに甘くて、美味しかった??」

 

思わず、口に出して言ってしまうほど、その野菜の、本来の甘みやコクが、しっかりと味わえます。

 

ソースやドレッシングは、味の変化を楽しむことはできるけれど、

残念ながら、ごまかすことも、また、簡単なこと。

 

素材の本来の味が消えてしまう前に、

大きく手を加えないで…、その野菜自体の甘みやコクを楽しむ。

 

もしかすると、それこそが、本来の「食」の楽しみなのかもしれません。

 



さあ、軽いブランチにしましょうか。

 

色とりどりの野菜たちと、軽めの美味しいワイン。それに、焼きたてのパン、

切り立てのハムやチーズ…。


いたって、シンプルだけど、それだけあれば、なぜか、贅沢な気分です。

 

ちなみに、この時間、マルシェに足を運べない~という人は、

老舗デパート「ボン・マルシェ」の食品館でも、少しですが、ビオ食材が手に入ります。

 

偶然にも、先日、5月23日、24日の二日間、


パリで、「ナチュールキャピタル」という農業イベントがあり、

シャンゼリゼが、一変して、農場に変身しました。

 

「ナチュールキャピタル」

http://sankei.jp.msn.com/world/europe/100523/erp1005232058003-n1.htm 

全長1.2kmのシャンゼリゼが農作物で埋めつくされ、もっと農業に関心を持って

もらおうと、若い農業関係者がアピール。たくさんの人で、賑わいました。



 

レストランの味も楽しいけれど、


大地のめぐみが、そのまま感じられたり、食材の良さを、実際に肌で感じられたり、

そんな楽しみが持てるのも、フランス。

 

ちょっぴり目と舌が肥えつつある(?!)私たちだからこそ、

こんな楽しみ方を知っていたい。

 

何よりも、オトクで、美味しい!カラダにも優しい!

 

次回のパリの旅は、キッチンが付いている宿泊先も、

なんとなく、捨てがたい気分です…。

 

<ラスパイユのビオマルシェ>


■Boulevard
 Raspaile 75006

■メトロ12号線 セーブルバビロン または レンヌ

■毎週日曜日 9時~14時ごろ