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2010.06.09

 展覧会・コンサート

今週末行ってみたい~ショパンのイベント

フレデリック・ショパン。

ショパンは、181031日、ポーランドのワルシャワ生まれ、

ロマン派の作曲家です。

 

1831年に、フランス・パリへ移り、1832年に、パリで、初のリサイタルを行いました。



その後は、フランスで過ごし、
1849年10月、わずか、38歳のとき、パリで生涯を終えました。

 

ショパンの最期の場所、つまり、葬儀が行われたのは、パリのマドレーヌ寺院。

 

ショパンのリクエストにより、葬儀では、モーツァルトのレクイエムが

流されたと言われていますが、


その時の、寺院での演奏は、ホールとは、また、全然違った響き、

(専門家の話によると、なんと、逆に、あまり響かない…音響効果)だったそうです。

 

現在でも、時々、マドレーヌ寺院で、コンサートが行われているので、

ご自身の耳で、その響きを体感してみるのも、面白いかもしれません。

 

パリ・マドレーヌ寺院 (コンサート情報)

http://www.eglise-lamadeleine.com/la-musique

 

 


「ピアノの詩人」と言われたショパンは、
私たちに、数々の美しい旋律の作品を残してくれました。

 

特に、最愛の女性、ジョルジュ・サンドとの9年の恋愛により、


『24の前奏曲集』、『幻想曲』、『バラード第4番』、『英雄ポロネーズ』、

『舟歌』、『幻想ポロネーズ』など、数多くの傑作が生まれ、


今も、多くの人に愛されています。

 

日本人にも、CMや映画などで、たくさん使用され、

誰もが、一度は、聴いたことがある楽曲も多く、


どんなに月日が流れようと、時代を問わず、

何故か、どこか、琴線に触れてしまう、ショパンの魅力。

 

その親しみやすさで、ますます、多くのファンを魅了しているショパンは、

今年、生誕200周年を迎えました。

 

パリや日本を始め、世界各国で、ショパン生誕200周年記念イベントが

各地で、開催されています。

 

そして、オトラグが、ご紹介するのは…、

 

今週末、気軽に行ってみたい、

リーズナブルなのに、ちょっと素敵なショパンの世界。

 



▽パリで、おすすめイベント

 

     「フレデリック・ショパン~ブルーノート展」 ロマン派(ロマンティック)美術館 (9区)



 ヌーベルアテネと呼ばれる9区にある、美しい庭園のある美術館。




ロマン派の画家、アリ・シェフェールが自宅として、
また、アトリエとして、使用されていた
この館は、

ショパンを始め、ショパンと親交の深かったドラクロワ、ジョルジュ・サンド、

ヴィクトル・ユーゴー、リストなど、19世紀の芸術家が、


サロンとして、足を運び、時に、語らい、時に、作品を発表したりしていた、
と言われています。

 

珍しい展示として、ショパンとジョルジュ・サンドの石膏の腕の展示。


数々の美しい作品を生み出した、ショパンの「手」に、私たちも、出会うことができます。

 

他には、恋人であった、ジョルジュ・サンドからの手紙や彼女自身の作品も、

数多く展示されています。


 


現在、2010、3、2~ 2010、7、11まで、特別展として、

「フレデリック・ショパン ~ブルーノート展」が開催されています。

 

こちらは特別展なので、7ユーロ、別途、必要となりますが


ショパンへのオマージュとして、およそ90点ほどの絵画や彫刻が、

他のフランス主要美術館や、ニューヨークのメトロポリタン美術館から
集められています。


また、4月~10月のみ、期間限定で、

「Un the dans le jardin (アン・テ・ダン・ル・ジャルダン)」という

庭園のカフェが、利用できます。

静かな中庭で、お茶やケーキ、キッシュなども楽しむことができる、
知る人ぞ知る…隠れ家的カフェ。





訪れた人に、感想を聞くと、誰もが、「素敵~」と答えてくれるサロン・ド・テです。

 

特に、今の時期(5月末~6月半ばまでくらい)は、

パリのバラが最も美しい季節でもあり、バラの庭園で、お茶を堪能できます。

 

まさに、期間限定の“ショパンのイベント”と、期間限定の“バラの庭園”を、

今なら、同時に楽しめてしまう…ロマン派美術館。

 

今週末、行ってみたい美術館のリストに、並べてみては、いかがでしょう。

 

 

 

●ロマン派美術館 (ロマンティック美術館) Musée de la Vie Romantique


http://www.paris.fr/portail/Culture/Portal.lut?page_id=5851

 

<2010・3・2 - 2010・7・11>

 フレデリック・ショパン 「ブルーノート展」


16, Rue Chaptal 75009 Paris

01 55 31 95 67

休館日:月曜、祝祭日

毎日10:00~18:00

常設展は、無料ですが、

特別展は、7ユーロ、割引料金 5ユーロ、学生3.50ユーロ

Metro :St.Georges Pigalle

Bus: 74,67,68

 



▽東京で、おすすめイベント

 

映画・ドラマ「のだめカンタービレ」で、千秋真一のシーンの、吹き替え演奏をして

一躍、脚光を浴びた、清塚信也さんと、華道家・假屋崎省吾さん。

お二人のコラボレーション・リサイタルが、
ショパンを通して、実現します。

 


■  假屋崎省吾 × ショパン × 清塚信也 「ピアノの詩人
花の詩人」

ショパン生誕200年記念
====================
 假屋崎省吾 × ショパン × 清塚信也
  「ピアノの詩人
花の詩人」
====================

日  時:6月11日(金)
開  場:18:30
開  演:
19:00
会  場:紀尾井ホール

http://www.kioi-hall.or.jp/

生誕200年を迎えたショパン…。
ショパンを愛する「假屋崎省吾」と「清塚信也」の二人が
お届けする「花とピアノのコラボレーション・コンサート」

http://www.zak.co.jp/artest/2010/KIYOZUKA/KIYOZUKA_10.html

<演奏予定曲>
・バラード1番 ト短調 作品23
・幻想即興曲 嬰ハ短調 作品
66
・ポロネーズ第6番 変イ長調 作品53「英雄」

・子守歌 変ニ長調 作品57
・舟歌 嬰ヘ長調 作品
60
・ピアノソナタ第3番 ロ短調 作品58 ほか

 

OPEN6:30PM / START 7:00PM
全席指定 ¥5,000 (税込) 学生席¥¥4,000(全席指定・税込)
未就学児童の入場は不可 (問)
お問い合わせ先    ザックコーポレーション :03-5474-9999

 

東京でも、ショパンの魅力を。

 

クラシックは、敷居が高くて、わからない…という方でも

お気軽に、美しいショパンの調べと、
そして、美しい花々が、共に楽しめる内容となっています。

 

 (写真提供:BONZOUR JAPON)