7月の、パリ市が持つ美術館、博物館が無料開放される日は、7/4 (日)です。
パリでは、月に一回、毎月第一日曜日、
パリ市が持つ、美術館と博物館が無料で開放されます。
誰もが、無料で、利用することができます。
毎月、第一日曜日の無料開放日が近くなると、
また、このサイトで、随時お知らせしますので、チェックしてみてください!
では、早速ですが、
第一日曜日、無料で、開放される、主な美術館と、通常の入館料(一般)を、
お伝えします。
■ルーブル美術館 9€ 9:00 – 18:00
日本公式サイト http://www.louvre.fr/llv/commun/home.jsp?bmLocale=ja_JP
■オルセー美術館 8€ 9:30 – 18:00
http://www.musee-orsay.fr/en/home.html
■国立近代美術館 <ポンピドゥーセンター 4、5F>
10€ または、12€ (時期によって、値段が変わります) 11:00 – 21:00
http://www.cnac-gp.fr/
■ロダン美術館 6€ 9:30 – 17:45
http://www.musee-rodin.fr/
■オランジュリー美術館 7.5€ 9:00 – 18:00
http://www.musee-orangerie.fr/index_u1l2.htm
■ケ・ブランリー美術館 8.5€ 11:00 – 18:00
http://www.quaibranly.fr/
■ギュスターヴ・モロー 4€ 10:00-12:45 14:00-17:15
http://www.musee-moreau.fr/
■建築遺産博物館 7€ 11:00 – 19:00
http://www.citechaillot.fr/
■クリュニー美術館 <中世美術館> 8.5 € 9:15 – 17:45
http://www.musee-moyenage.fr/index.html
■ギメ美術館 7.5€(常設展のみ) 10:00 -18:00
http://www.guimet.fr/-rubrique4-
■ドラクロワ美術館 5€ 9:30 – 17:00
http://www.musee-delacroix.fr/fr/
((常に、無料で楽しめる美術館))
■パリ市立近代美術館 10:00 – 18:00
http://www.paris.fr/portail/Culture/portal.lut?page_id=6450
■パリ市立美術館 (プチ・パレ) 10:00 – 18:00
http://petitpalais.paris.fr/
■アラブ世界研究所 10:00 – 18:00
http://www.imarabe.org/
((改装中))
■ピカソ美術館は、現在、改装中です。
http://www.musee-picasso.fr/
ルーブル美術館とドラクロワ美術館は、
7/14(水)の革命記念日も、無料です。
フランスの美術館の料金表を見て、素敵で面白い制度と、感じるのは
“失業者は無料である”、ということ。
つまり、きちんと失業の認定証がある方であれば、
いつでも無料で、入場できるということなのです。
これは、フランスだけでなく、ヨーロッパでは、決して珍しくない…と
言われていますが、
たとえ、仕事を失ってしまっても、
芸術や文化に触れることは、推奨しましょう、
というヨーロッパの考え方には、
さすが~と、思わず、脱帽してしまう思い。
お金がないから、どこにも行けない…、
だから、家にこもってしまって、うちにこもってしまう、という
悪循環の世界を生み出してしまいがちな
日本の社会ですが、
心の豊かさや前向きさ、という人間心理の視点から、
せめて、私たちにも、
もう少し、気軽に、日常の中で、芸術や文化に触れる機会があってほしいと
願わずにはいられません。
実は、日本のビジネスマンやOLの方たちに、
意外にも、展覧会や美術鑑賞がお好きな方が、とても多いのです。
たとえ、失意の渦中であれ、人生で何かを感じ取るという
機会を持つことによって、
自由な発想や個性というものが、常に常に、心で動き、育まれ
また、明日への意欲と変えていけるかもしれない。
何よりも、仕事から離れて、
自分と向き合える時間にも繋がっていく…
私たち日本人が、そんな心の豊かさの視点から、
日本を変えていこうと考えていくことは、不可能なのでしょうか?
普段、サッカーを見ない人達さえもが、
ワールドカップで、あんなにも心揺さぶられ、勇気に気づき、
日本の大きなトピックに変えたことを思うと
感動や感銘あってこそ、
私たちがまた、心豊かになり、前向きになっていける…、
そろそろ、そんな観点にも、
少し意識を投じてみることが必要であるような気がするのですが、
芸術や文化事業を仕分けることに集中されていた、
日本の政治家の方たちの映像が、
ふと、アタマをよぎり、
少し残念な思いがします。
パリに行かれる皆様は、
無料美術館Dayも、お気軽に楽しんでみてください。