セーヌ河のほとりで、水を飲もうとしている、子ども達。
そう。
ここは、8/20までの期間限定の、セーヌの“浜辺”です。
それは、確かに「バカンス」とは言えない。
本物の海はないし、リゾート地でもないし。
ここは、確かに、パリという街。
ニセモノと言っちゃ、ニセモノ。
それでも、やっぱり、「気分」が欲しい。
だって、こんなに太陽は、眩しいし、風は気持ちいいし、
だけど、都会に生まれないのは、いつだって、「リゾート」という言葉。
だから、しばしの休息のために、非日常気分を欲して、
どこかに行きたくなってしまうのだろう。
それでも、人は色々な事情で、バカンスに行けないときもある。
行きたいけど、行けない。
行けないなら、じゃ、あきらめる・・・?
正直、なかなか実現しないと思ってしまいますが、
そんな思いを持つ人のために、
実際に、パリに「ビーチ&リゾート地」を作ってしまったのですね…
パリの市長さん。
『パリ・プラージュ』は、
今年で、もう、9年目だそうです。
これは、バカンスに行けない市民のためでもあり、
また、エコ環境のためでもあり、
色んな視点から、パリ市長さんが考えた、
パリの政策のひとつだと言われています。
ヤシの木があったり、アイスクリーム屋さんがあったり、
また、イベントやカフェスペースなど、
他には、ビーチを見立てて、「砂」を敷かれている場所も。
身分も格差もなく、
誰もが思い思いの、自由なバカンス気分を味わえる場所となっています。
今日のルートは、サンジェルマンデプレから、ボンデザールを渡り
ポンヌフを抜けて、ポンマリー方面に向かいます。
意外と、セーヌ河に降りる場所が、なかなか無いので、
見つかるまで、頑張って歩いてください!
ひとりで、ゆっくり過ごすマダムや
水遊びする子どもたちは、楽しそう。
大人たちも、楽しそう。
ゲームもあります。
なんと、こんなところで、「マッサージが、10分無料」の看板が!
お願いしたかったけど、残念ながら、満員御礼。
肩こりがあり、マッサージが大好きなのは、
日本だけでなく、万国共通なのでした。
セーヌ沿い散歩は、プラージュに限らず、普通に歩いていても、
ひとりで歩いていても、
ふたりで歩いていても、
なんだか、ロマンティックで、気持ちのイイ場所です。
▼パリ・プラージュ 2010
*期間* 2010.7.20-2010.8.20
毎日8:00-24:00 無料
◆Voie George-Pompidou ジョルジュ・ポンピドウ
Louvre-Rivoli(ルーブル・リヴォリ) 1号線
Pont-Neuf(ポン・ヌフ)7号線、
Chatelet(シャトレ) 1,4,7,11,14号線、
Hotel de Ville(オテル・ド・ヴィル)1、11号線、
Saint-Paul(サン・ポール)1号線、Pont-Marie(ポン・マリー)7号線