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2010.09.04

 美術館

ヨーロッパ絵画に飽きたら。「ケ・ブランリー美術館」





意外にも、あまりその名前が浸透されていない、とも思われる、ケ・ブランリー美術館。

 

観光で、行ったことがあるよ、って話も、あまり聞かない。

 



 

ある時、友人との待ち合わせ場所として、ケ・ブランリー美術館を指定したのですが、


その友人が、場所を迷った際、通りすがりの人に道を尋ねても

誰もが、「知らない…」と答えた…、そんなエピソードもある美術館。

 


とは言っても、2006年にパリに開館。


アフリカ・アジア・オセアニア・南北アメリカの文明、文化、芸術に特化した、

れっきとした、国立美術館です。

 

確かに、フランスやパリをイメージする、

アールデコやフランス独特の中世や宮殿の美術館とは、まったく違う趣。

建物に、透明のカバーがかかっているよう。

 

 

 

透明のカバーを抜け、美術館の外観を目の前にすると、

想像以上に立派な、近代モダン建築が、パッと目を引く美術館です。




 

設計は、ジャン・ヌーベル氏。


アラブ世界研究所を設計した方ということで、有名ですが、

日本では、汐留にある、電通本社ビルを設計されました。

 

箱が飛び出ているデザインが、特徴です。




 







ケ・ブランリーという名前は、「ブランリー河岸」という意味であり、

 

パリ7区、メトロでは、アルマ・マルソー駅から、セーヌ川を渡った辺り、

セーヌ川沿いのブランリー河岸にあるので、そのまま、名前になったそうです。

 

この場所からは、エッフェル塔も、間近に仰ぐことができるので、


エッフェル塔の様々な「顔」と、アートのような美術館とのコントラストも

楽しんでもらえるスポットだと思います。


 





では、入ってみましょう。


 


入り口付近で、なんと、「言葉の川」が歓迎してくれます。



今年から始まった、アトラクションのようです。

 

言葉が、柱を伝って、床にどんどん流れていきます。



 

 

 

 

中に入ると、全体的に、照明のトーンを落として、ミステリアスな雰囲気。

なんだか、不思議とホッとさせてくれる空間です。

 

 

 

「民族美術」とハイセンスの融合、という感覚。

外とのコントラストや、また、展示品の置き方にも、計算されたこだわりが

ところどころに感じられます。

 



幻想的な演出。







2Fでは、特別展(中央アフリカのアート展)が開催されていました。






 

 

民具・装飾品など、コレクションは、30万点だそうです。

 

裏側には、小さな庭。アジアを少し、意識していただいたよう。



 


別の角度からだと、また、違うこだわりが感じられます。






道路を挟んだ向かい側は、素敵な住宅街。



こんなエッフェル塔も、眺められます。


 


こんなエッフェル塔も、面白い。


 

■ケ・ブランリー美術館 musée du quai Branly

37, quai Branly

75007
Paris
Tél : 01 56 61 70 00
開館時間  火、水、日曜日 11時~19時 / 木、金、土曜日 11時~21時

メトロ9番線 アルマ・マルソー、イエナ駅

料金:€8.5 毎月第一日曜日は、無料


http://www.quaibranly.fr/