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2010.09.11

 ライフ

ルーブルで、『夕暮れ』という芸術を




“人生”ってイイ事ばっかりじゃない。

そう。
“旅”だって、いつも、イイ事ばかりとは限らない。




なんだか、今日一日は、まったく思うように行かなくて、

どうすればいいか、わからなくて、

ちょっぴり泣きたい日もあって。


でも、そんな時。せめて、一日の、終わりに、こんな瞬間があれば、
何もかも許せる気がするのです。


どんな瞬間?!


・・・・・こんな「美しい瞬間」。



ルーブル美術館は、もちろん、有名な絵画を観に行く楽しみがありますが、

もうひとつ、
「夕暮れというアート」を楽しめる場所でもあります。


それは、昼間のルーブルとは、少し違う、穏やかな光景に変わる時間・・・。



ルーブル美術館と言えば、真正面にある、ピラミッド。


広場の向こう側には、カルーゼル凱旋門が見えます。


人も、うんと少なくなって、人影、まばらになって、


のんびりと、くつろぐ人達。



カルーゼル広場の辺りは、ほんのり薄暗くなって


視野が抜けるように、広がるこの場所で、





空は、うんと遠くまで、見渡せて、


光るように、輝いていて。


「カフェマルリー」が、少し、点灯しました。



まだ、明るさのある空間に、灯りが重なるカフェ。




実は、これ、夜9時のお話です。(夏だから。)


雨上がりの夕方。

夕暮れ時に、ふと、思い出したら、
ルーブルの前を、通り過ぎてみてください。


こんな一瞬に出逢えたら、
きっと明日は、イイ事ひとつは、出逢えるはず。




ルーブル美術館を南に出てみましょう。


カルーセル橋から見た、夕暮れのセーヌ川も
また、ひとつの「絵画」・・・。


もちろん、入場料は、かかりません。



◆ルーブル美術館 
◆カルーゼル凱旋門
◆Café Marly(カフェ・マルリー)

93, rue de Rivoli 75001 Paris  
メトロ:1番、7番Palais Royal(パレ・ロワイヤル)/Musée du Louvre(ミュゼ・デュ・ルーブル) 

<カフェ・マルリー> 営業時間: 8:00-26:00(翌朝2:00)
Tel 01 49 26 06 60