“人生”ってイイ事ばっかりじゃない。
そう。
“旅”だって、いつも、イイ事ばかりとは限らない。
なんだか、今日一日は、まったく思うように行かなくて、
どうすればいいか、わからなくて、
ちょっぴり泣きたい日もあって。
でも、そんな時。せめて、一日の、終わりに、こんな瞬間があれば、
何もかも許せる気がするのです。
どんな瞬間?!
・・・・・こんな「美しい瞬間」。
ルーブル美術館は、もちろん、有名な絵画を観に行く楽しみがありますが、
もうひとつ、
「夕暮れというアート」を楽しめる場所でもあります。
それは、昼間のルーブルとは、少し違う、穏やかな光景に変わる時間・・・。
ルーブル美術館と言えば、真正面にある、ピラミッド。
広場の向こう側には、カルーゼル凱旋門が見えます。
人も、うんと少なくなって、人影、まばらになって、
のんびりと、くつろぐ人達。
カルーゼル広場の辺りは、ほんのり薄暗くなって
視野が抜けるように、広がるこの場所で、
空は、うんと遠くまで、見渡せて、
光るように、輝いていて。
「カフェマルリー」が、少し、点灯しました。
まだ、明るさのある空間に、灯りが重なるカフェ。
実は、これ、夜9時のお話です。(夏だから。)
雨上がりの夕方。
夕暮れ時に、ふと、思い出したら、
ルーブルの前を、通り過ぎてみてください。
こんな一瞬に出逢えたら、
きっと明日は、イイ事ひとつは、出逢えるはず。
ルーブル美術館を南に出てみましょう。
カルーセル橋から見た、夕暮れのセーヌ川も
また、ひとつの「絵画」・・・。
もちろん、入場料は、かかりません。
◆ルーブル美術館
◆カルーゼル凱旋門
◆Café Marly(カフェ・マルリー)
93, rue de Rivoli 75001 Paris
メトロ:1番、7番Palais Royal(パレ・ロワイヤル)/Musée du Louvre(ミュゼ・デュ・ルーブル)
<カフェ・マルリー> 営業時間: 8:00-26:00(翌朝2:00)
Tel 01 49 26 06 60