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2011.01.15

 美術館

「バカラ・ギャラリーミュージアム」(Galerie-Musee Baccarat)



日本からパリの旅は、通常、ツアーだと、4泊6日など、
多くても、1週間の設定が主流。

そんな時間の無い中でも、せめて、少しでも、オトラグ気分を、

というわけで、ちょっぴりマイナーな美術館ですが、
時間の無い方に、5ユーロのラグジュアリー。

”洗練”や”本物”という感覚を
ここ、「バカラ美術館」で、再確認してみませんか?


バカラ美術館は、実は、想像以上に、小さな小さな美術館であり…
雑誌などによく載っているようなメジャーなスポットでは、ありません。

しかしながら、この美術館で、感じ得られるもの。
それは「洗練」。「華美」。「品性」。

上記の写真にあるように、建物自体の洗練さも然ることながら、
惹きつけられるのは、窓のひとつに飾られた、女性が口紅を塗った”Lip"の写真。

優美さの予感。




それでは、館内に、入ってみましょう。

入口のマットに、「B」が輝いています。
家に置き代えると、玄関マットが、
”これぞ、バカラです!”と主張している…
そんなマットが、お出迎え。




入って、突き当たると、
らせん階段が美しい、ひとつの空間が待っています。
いきなり、天井を見上げると、このようなシャンデリアが。

クリスタルのカットの繊細さ、光の煌めきは、圧巻です。

浮かぶ言葉は、まさに、「ゴージャス!」。





らせん階段の横には、クリスタルで飾られた、大きな椅子。





2階に上がると、右手に、レストラン。
左手に行くと、ギャラリーミュージアムになっています。

そして、ここからが、有料。小さなカウンターに、スタッフの女性が座っているので、
そこで、お金をお支払いします。大人、1人5€。

但し、クレジットカードは、使用不可なので、ご注意を!!


2階の有料ギャラリーは、入口から、右手に進んでみましょう。

小さなグラスのコレクションが、所狭しと、ガラスケースの中に並べられ…
1つ1つの作品が、バカラのデザインや職人さん達の歴史となってきた証。
その数は、計り知れません。

それぞれの形やカットも、もちろん、美しいのですが、

写真の中で、こうして、群を成して、まとまった、
クリスタル・グラスの”団体様”も、妙に美しい。








次の部屋へ進みましょう。

豪華絢爛のクリスタルルーム。
それは、まるで、ベルサイユ宮殿を彷彿とさせる、華やかな部屋。



優美なシャンデリアのクリスタルを、ご覧あれ。




そうなんです。市内にも、こんな空間があったのです。

シャンデリアの、クリスタルのカットに、ご注目。



壁なんです。




次のお部屋に参りましょう。

この部屋は、「大きさに魅せられて(Folie des Grandeurs)」
と名付けられているそうです。

奥から、ロシア皇帝ニコライ二世の燭台。

椅子、スツール、テーブルは、インドのマハラジャに愛されたもの。



ちょっと、ブレーク。
窓からは、このような光景が見えます。





続いて、1階に下りて、廊下を歩いてみます。

廊下の1つ1つのシャンデリア。
デザインも、カットも、それぞれ違うことに、お気づきでしょうか?






窓から、二つ目と、一番奥の、黒いシャンデリア。

黒いシャンデリアは、珍しいので、近づいて、よく見てみましょう。




なんだか、気になります・・・。

もっと、近づいてみます。

黒のシャンデリアが似合う場所は、おそらく、日本には無い気がします。

ぜひ、

黒のクリスタルのカットと、
外からの、眩い自然光との、コントラストをお楽しみください。








この廊下を突き当たると、

一番奥に、バカラのショップがあり、グラスや置物など、購入することができます。

スタッフの男性も、女性も、大変、上品にお待ちです。
高額商品が、メインとなるようなので、
お財布と、ぜひ、ご相談して、お部屋にお入りください。

この廊下の中ほどに、Toilette(トイレ)があります。
鏡張りだったので、写真は控えましたが、

なにしろ、Toilette(トイレ)に困る、パリ。

洗練された、鏡張りのゴージャスなToilette(トイレ)を、
こちらは、無料で使用できます。


最後に。実は、個人的に、こちらもオススメのシャンデリア。
赤のシャンデリア。

天井に反射した、光と…、”赤”の影。

説明は不要だと思います。
このシルエットが、写真に反映でき、お伝えできるのが嬉しい。

暗く照明を落としてあるため、
影のほうを、楽しむのです…。





「真」の輝きを感じて…。





入口には、警備員の・・・若いお兄さんが。



外から見ると、





実は、2階に、レストランがあるのが、わかりますか?
レストランの名前は、「クリスタルルーム バカラ」。
バカラのクリスタルの食器やグラスで、お食事ができる、豪華な空間です。


夏は、写真のように、テラスで、お食事ができます。

少々、お値段が高くなりますので、オトラグ…というわけではなく、

高額でも、セレブマダムとムッシューと共に、
ラグジュアリーな気分を味わいたい!という方は
ぜひ、一度行かれてみては、どうでしょうか。

要予約で、ミュージアムがお休みの日でも、レストランはオープンしています。







◆バカラ・ギャラリー・ミュージアム<Baccarat Gallery-Museum>

11,place des Etats-Unis 75116 Paris
01 44 22 11 00

Metro : 6番 Boissiere,9番 Iena
Bus: 22,30,32,82,63

<開館時間> 10:00-18:30
<休館日> 火曜・日曜・祝日

入館料 大人1人 5€

www.baccarat.com