「ジャック・ジュナン」と言えば、近頃、パリで人気のチョコレート屋さん。
2年前に、北マレにオープンしたこのお店は、
元々、パリの最高級ホテルに、チョコレートの卸をしていた、
ジャック・ジュナンさんが、
今度は、ご自身が原料と製法にこだわり、
とにかく、上質で新鮮なチョコレートを…と出店された、ショコラティエ。
外から見ても、このように、ナチュラル感が伝わってきますが、
中に入ると、お店の内装は、
「木」と「メタルリック」感のある、シンプルモダン。
すっきりとした空間は、シックな感じ。
洗練されたナチュラル、をイメージさせてくれるインテリアは、
有名ブランド店の店舗も手がけたことがあるデザイナーによるものだとか。
印象としては、パリの街にいる、というより、
表参道か、青山にいるような印象。
写真の後ろに、ディスプレイされているアルミのBOXは
ギフト用のパッケージです。
また、ショーウィンドーの中には、
決して、種類は豊富ではありませんが、
ケーキが、美しく並んでいます。
スタイリッシュで、新しいと言われている、この店のチョコレートは、
ひとつひとつにデザインや模様が美しく、
アルミのギフトBOXに、彩りが映えます。
チョコレートというより、アートのような輝き。
チョコレートは、量り売りでは無く、
9個 10ユーロ~。
有名なのは、チョコレートだけでは、ありません。
キャラメル(Caramel)とフルーツゼリー(Pates de fruits)、
そして、ケーキも、おすすめです。
いわゆる、キャラメルは、日本でも、一時期、話題となった、
”とろけるキャラメル”のような食感で、お土産にも最適。
と言っても、非常に溶けやすく、
新鮮さが売りであり、美味である、いうことで、日持ちはしませんが
(1週間も、もたないくらい~)
冷蔵が出来て、なおかつ、帰国間際なら、購入に、ためらわないでよさそう。
種類は、かなり多く、選ぶのに迷ってしまいます。
ナチュラル、パッション・フルーツ、ヘーゼル・ナッツ、バニラ、マンゴー、など。
個人で持ち帰って、すぐに食べたい~って時は、
ビニールの袋詰めにしてもらってもOKですが、
プレゼントやお土産などにしたい場合は、
やはり、アルミのBOXパッケージがオススメ。
大きさも、色々選べます。
ちなみに、このパッケージは、鮮度を保つために、考案されたそう。
パッケージの大きさを選び、そこに好きな分量を入れてもらって
全体の重さで(アルミのパッケージ込で重さを量り)、
値段が決まる・・・という量り売り方式です。
110ユーロ/kg。
サロンでは、お茶や、ケーキ、チョコレートやキャラメル・・・
ゆっくりといただけます。
空間が広々としていて、椅子もソファのように、ゆったり。
らせん階段の上に、アトリエがあるそうです。
しっかりと濃厚で、でも、決して、甘くない、
「これぞ、エクレア!」と呼びたい、美味しさ。
エクレア 6.5ユーロ。
もうひとつのオススメ、
「タルト・シトロン」 6.5ユーロ。
しっかりとした、レモンの味が、甘すぎなくて、爽やか。
日本では、「レモンタルトが美味しい~」というお店は、
なかなか出会えないので、この機会に、お試しを。
ドリンクは、カフェ、カフェ・クレーム、紅茶など、一般的な飲み物も
もちろんありますが、
中国茶や緑茶もあります。
中国茶は、フレーバーが数種あり、
メニューを読んでいるだけでは、味が想像できないかもしれません。
思い切って、「コレ~!」とチャレンジしてみるのも、また楽しい。
お茶は、ポットサービスで、7ユーロ。
ケーキに、中国茶?と思うかもしれませんが
どこに行ってもカフェばかりの毎日には、
中国茶が、ほっと安らぎます。
少し読みにくいかもしれませんが、メニューを載せておきます。
下調べに、どうぞ。
下記は、チョコレートやバニラのアイス、それに、シャーベットは、10ユーロ。
冷たいカフェ、紅茶など、9ユーロ。
と、書いてあります。
実は、
「キャラメルも、チョコレートも、どれを買おうか、悩んでいるの・・」
と店員さんに、ふと話していたら、
「試してみて!」と、キャラメルとチョコレートをサービスしてくれました。
最後に。
フルーツゼリーも、オススメです。
写真は、フランボワーズ。
こちらも、量り売りで、
90ユーロ/kg。
日本だと、味や香りが強くて、敬遠される方も多い、フルーツゼリーですが
こちらのお店のゼリーは、自然で、まさに、フルーツそのものの味。
フランボワーズそのものを食べているくらいの、ジューシーさ。
優しい、フルーティなまろやかさは
今まで苦手だった方でも、おそらく、好きになってしまうかも。
(私が、そうです。)
「ジャック・ジュナン」の、チョコレートやキャラメル、フルーツゼリーなど
すべての商品は、湿度や温度も調整され、ひとつひとつこだわって、
新鮮さ、上質さを大切にされている、とのこと。
決して、日持ちはしませんが、
作りたての、新鮮な美味しさを実感できます。
なんと、この「ジャック・ジュナン」
噂では、近々、日本への出店も考えられているとか。
2月に入り、もうすぐ、バレンタインDay。
日本でも、ひょっとすると、どこかのデパートで
偶然に出会える…なんてことがあるかもしれません。
■ジャック・ジュナン(Jacques Genin)
133 rue de Turenne 75003 Paris
11:00~20:00
定休日:月曜日
メトロ:Filles du Calvaire (8番線)