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2011.04.20

 ひとり散歩

雨のモンパルナス



夕暮れ。雨の「モンパルナス」。

男性が、傘を差し
女性が、タバコを吸う・・・

天気が悪くても、どんなに灰色の空でも、どんなに寒くても、


モンパルナスだけは、「絵」になる街。





モンパルナスには、かつて、1920年代、
多くの著名人、芸術家の溜まり場でした。
そして、彼らが夜な夜な通った、有名なカフェが、幾つかあります。

「La Coupole (ラ・クーポール)」、「La Rotonde (ラ・ロトンド)」
[Le Dome(ル・ドーム)」、「Le Select (ル・セレクト)」など・・・




モディリアーニ、ピカソ、レオナール・フジタなど
毎晩のように、集まり、芸術論議に花を咲かせていたそうです。


薄っすらとネオンが灯る、「Le Dome (ル・ドーム)」。

アールヌーボー様式は、いかにもフランスらしい雰囲気。
今は、魚介料理の高級レストランだそうですが
朝食やカフェだけの利用も可能。






こらちは、「La Rotonde (ラ・ロトンド)」。
女流作家、ボーヴォワールゆかりのカフェ。


夕暮れ。
柔らかなネオンと、いつのまにか、もう一度、降りだした雨…。

そう。
ふと、気づけば、前を歩いていた男性の
”紺色”の傘が、やけに、この瞬間、似合う。

フランス人は、雨が降っても、傘をささないというのに…




空が青空で無くっちゃいけない・・・なんて

決めつけないでほしい。

雨だから、寒いから、グレーの空だから、こそ

味わえる景色だってあるのだから。







せっかくだから、今日だけは、映画の中の人物になりきってみるとか?

恥ずかしげもなく、そんな言葉を言ってみても
すんなりと受け入れてくれるはず。

「哀愁」だって、「戸惑い」だって、
しっくりと馴染んでいくはず。






空が青空で無くっちゃいけない・・・なんて、

決めつけないでほしい。

今の状況でしか、
この世界でしか、この瞬間でしか、
気づけないことがある。


まだまだ、きっと、あるはずだから…。





モンパルナスの、情緒的風景や、
芸術家や文化人の通った有名なカフェに、足を運びたいなら

モンパルナス(Monparnasse)駅より、ヴァヴァン(Vavin)駅で
降りるのが、オススメです。





■Le Dome (ル・ドーム)
108,bd,du Montparnasse,75014
8:00~23:30
Metro:VAVIN



■「La Rotonde (ラ・ロトンド)
105,bd,du MOntparnasse,75014
7:30~02:00
Metro:VAVIN