
パリには、「Passage(パッサージュ)」、と呼ばれる、
ガラスの屋根がついている通り、つまり、アーケードが幾つもあります。
このガラス屋根付きの通り・・・は、
なんと、その昔、貴族の大邸宅の通路だったところもある、とか。
数ある中でも、この「ギャラリー・ヴィヴィエンヌ」は、
パリで、最も美しいと言われている、パッサージュであり、
パリ中心部を、ブラブラと散歩したい時には、
ぜひ、歩いてみてほしい”通り”のひとつ。
オペラからも、ほど近い場所にあります。
パッサージュの入口を入ると、
アーケード両側の造りも、天井も、床も、
ホントに、誰もが普通に歩く通りなの???と
思わず、言ってしまいたくなるほど、
まるで、美術館のよう。
写真を撮ろうとしたら、
偶然にも、さりげなく、自転車を置いてくれていて、さらに情緒的。
ひとつひとつが店舗になっていて、
ワインショップや、小物を売っているお店などがあります。

ちょうど、通りの真ん中には、このようなスペース。
ベンチが置かれていて、ホッと一息できる、休憩所のような場所。
ガラスの屋根から、差し込む淡い光に包まれて。

オープンテラスになっているカフェは、
「A Priori The(ア・プリオリ・テ)」。
最も美しいパッサージュにある、サロン・ド・テは、
雑誌など、各所で、何度も紹介されている、有名店。
店内では、マダム達が、ゆったり時間を過ごしている様子が
目に飛び込んできます。
お茶とケーキを、優雅に楽しむ場所として、最適。
ランチタイムは、ムニュ(ランチセット)も、いただけます。

LIBRAIRIE・・・とは、本屋のこと。
両側とも、本屋さんですが、
表には、可愛い絵葉書やカード達が、オンパレード。

何気ない瞬間が、絵になる。
このパッサージュの特徴なのかも。

ここでは、ついつい、足を止めて、誰もが、ポストカードと戯れてしまう。

こちらも、Librairie(本屋)と書いてあります。
フランスらしい、ユニークな看板は、実は男性の絵・・・。

パッサージュの一角にあるBARの店内が掃除中のため、
さりげなく、外に出されていた、ソファ。

花に興味のある方なら、
「エミリオ・ロバ」のお店も、
このパッサージュ内にあります。
でも、花とは、関係の無いディスプレイ・・・。

◆Galerie Vivienne (ギャラリー・ヴィヴィエンヌ)
35-37 , Galerie Vivienne
75002,Paris
Metro: Bourse , Pyramides