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2011.05.25

 デリシャス!

「ジャン=ポール・エヴァン(Jean-Paul HEVIN)」のショコラ・ショー



「ジャン=ポール エヴァン(Jean-Paul HEVIN)」と言えば、
日本でもお馴染み、既に人気店となっている、チョコレートの専門店。



パリのサンノトーレ店は、
サンノトーレ通り沿いにあります。
ヴァンドーム広場からも、近い場所にあります。


日本との違いは、
なんと言っても、店舗の装い。

古い昔からの石の建物を、そのままに。
そこに、斬新なデザインの看板を、控えめに掲げ、

そのバランスに(あるいは、アンバランスに・・・)

そっと、このように、ライトアップされると、

漂う空気が、また、一段と感慨深くなっていくのがわかります。



1階は、売り場に、
2階が、カフェとなっていて、

2階への入口は、なんと、こんなにも、小さく、
階段しか見えない。
白枠のメニューだって、こんなに小さく・・・。


どんなに有名店でも、人気店でも、

看板もメニューも、そして、入口の扉さえ、控えめな所が
とても多いパリ。


そんなに、何でも、あからさまに、
派手な看板などで、アピールしなくてもいいのでは・・・??日本。




チョコレートのお土産を買うために、訪れるのも、良いのですが

騙された(?!)と思って、試してほしいのが、
「ショコラ・ショー(chocolat chaud)」。

chocolat = チョコレート
chaud= 熱い

いわゆる、日本でいう、「ホットチョコレート」のこと。


一見、甘ったるいイメージのある、フランスのホット・チョコレートですが
この「ジャン=ポール エヴァン(Jean-Paul HEVIN)」は、別モノ。

甘みをおさえ、さっぱりとしていて、ややほろ苦く、
カカオの本来の味。

フランス人にも、大人気で、
ここのカフェでは、ほとんどの人が、これを注文されるそう。



ショコラ・ショー(Chocolat Chaud )   6.6ユーロ。
やや2杯分、いただけます。

(ちなみに、東京のJPHでは、
クラシックタイプのホットチョコレートが、1155円。)







これから、夏に向かうのに、
温かい飲み物の話は、要らない・・・なんて、言わないで。

なぜなら、
熱い時期だから、と言って、冷たいコーヒーやアイスココアを飲むのは、
日本人特有の風習。


シャンパンやビールなど、元々、冷たくして飲むものは
一層、冷たく、喉を潤して欲しいけど、

本来、温かくして飲んでいたものは、

そう・・・、たとえ、爽やかな夏にだって、

氷や冷たい感覚にごまかされないで、

時には、その本来の、コーヒーやカカオの美味しさを、
味わってみたいもの。


(余談ですが、身体を冷やさないためにも)




店内のデザインは、シンプルモダン。

品の良い、マダムとムッシューが、今日も歓談中。






エクレア(4.6ユーロ)
モンブラン(7.2ユーロ)
シュークリーム(4.4ユーロ)は

週末のみの販売。

チョコレートケーキは、5.6~6.6ユーロくらいで
様々なケーキが用意されています。

メニューには、写真があるので、
珍しいチョコレートケーキのオーダーも、安心して。



また、オムレツやサラダ、グラタンやパスタなどの
普通の食事メニューも、充実しているので、

”チョコレート専門店で、ランチを頂く”

ということも、
パリならではの、粋なカフェの使い方かもしれません。



◆Jean-Paul HEVIN (ジャン=ポール エヴァン)

231 rue St Honoré,75001 Paris

tel : 01 55 35 35 96

www.jpheven.com